約 569,705 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1831.html
ゆっくり草子 13KB ギャグ パロディ 現代 虐待人間 またしても短編集です 「春はゆんやー」 春はゆんやー。ゆんゆん泣く子ゆ 山には奇声ただよいたる 赤ゆの叫びもたなびきたる。 夏は水。川に投げ込むはさらによし。あばれる親ゆに水飛沫も多く飛びたる。また海に投げ込むもよし 沈むゆっくりはいとをかし 秋は山。山を駆け狩りを邪魔するもよし。ゆの寝床をあらし冬篭りの支度をじゃまするもたのし。 冬はすっきり。雪の降りたる巣に押し入り、すっきりを馬鍬う赤ゆがうまれおちて越冬あやうきかな。 「話し声」 「ゆゆっ!ここはいいところだね!きにいったよ!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ」 『ゆ!なにいってるんだぜ、ここはまりささまがさきにみつけたんだぜ!まりささまのものぜ!!』 「なにいってるの?ばかなの?しぬの?」 『ばかなのはれいむのほうぜ!このれいむはあたまがかわいそうなのぜ!』 居間の方から話し声が聞こえる。 「このまりさはおおばかだね!れいむにさからうなんてみのほどしらずだね!」 『みのほどをしらないのはれいむのほうぜ!まりささまにさからってしんだゆっくりはたくさんいるのぜ!』 「つよがってもむだだよ!れいむのおそろしさをおもいしってね!」 『ばかゆっくりはしななきゃわからないのぜ!まりささまにさからったことをこうかいするのぜ!!』 ギシッ!ギシッ! 床のきしむ音がする。 足音は声のする方に近づいていく。 「あまたのかわいそうなまりさは……」 『みのほどしらずなれいむは…………』 『「ゆっくりしね!!!!」』 ガラガラガラガラッ! 「なにやってるの、あんた達!」 『「ゆゆっ!」』 「まったく馬鹿なことして、すぐにやめなさい!!」 『「ごめんなさーい」』 「まったく!」 「ゆっくりの真似なんかしてたら馬鹿になるわよ!本当にゆっくりは教育に悪いわね」 完 「ゆんやーボール」 ユンヤー暦82468年 その饅頭生物を見よ 「おい、インフレイムス!インフレイムスは居るか?」 『はいお嬢様、ちなみに私の名前は「貴方は口を挟まないでインフレ」申し訳ありません』 「とこで、お屋敷にこんな者が進入していたのだが…」 『なんでしょうか?』 ユックリシテイッテネ!ユックリシテイッテネ! 『ゆっくりで御座いますね』 「ゆっくりか?」 『ゆっくりです』 「………」 『………』 ユユッ?ユユッ? 「ゆっくりとは何かしら?」 『亡きお父上の残した書物によりますと、その昔人類と共存していたようです 人類を恐怖のどん底に陥れたとか、いないとか』 「はっきりしないわね」 『申し訳ありません』 ユユッ!ココハナンダカユックリデキルネ!ココヲマリサタチノ、ユックリプレイスニスルヨ!! ユックリデキナイ、ヘンナノハデテイッテネ! 「これは何と言っているの?」 『要約しますと、「ここは良い場所だから気に入ったぜ、ここを俺達のものにするからお前ら、早々に立ち去れ!」ですね』 「微妙にむかっ腹がたったわ、というか口が汚いわね」 『申し訳ありません』 ユユッ!ナニヲグズグズシテイルノ?サッサトデテイッテネ!ソレトアマアマモッテキテネ!タクサンデイイヨ! 『グズグズしないでとっとと出て行け、それとスイーツを所望する!沢山持ってこい!と申しております』 「言ってる事がめちゃくちゃね」 『左様で御座いますね』 「…なんだか頭が痛くなってきたわ、今日はもう寝るからそれを片付けておきなさい」 『かしこまりました』 カシャン!カシャン! フイーン! ユユッ!ナニヲスルノ?ハナシテネ! ドンッ!ドンッ! オソラヲトンデルミターーーーイ! 「思いのほかよく飛ぶわね」 『左様で御座いますね』 「たまにはこういう駆除もたのしいね」 『左様でござ「もう良いって」ね』 完 「お宇宙(そら)をとんでる」 その饅頭生物がどこからやって来たのかは人類は知らない、未だに解明できていない。 いつの間にか爆発的に増え、世界のいたる所でゆっくりを見かけるようになった。 ある人はこれを可愛がり、 ある人はこれを蔑み、 ある人はこれを食し、 ある人はこれを生涯のパートナーとし、 ………… ある人はこれを永遠の研究テーマとした。 豊富に有り余るこの不思議生物を何とか有効活用できないかと人類は考えた。 成功した例もあれば、散々な結果に終わったものもある。 これは、そんな中の一つのお話。 政府が宇宙開発に乗り出して数年… 様々なものを宇宙に送り出してきた、そしてついに人類は宇宙に、月にたどり着くことが出来た。 研究者は様々な動物達を宇宙に送り込み、どのような影響が出るかを調べていった。 そう…この不思議饅頭「ゆっくり」も宇宙に送り込まれることになった。 ロケットに乗せられた記念すべき、第一号ゆっくりはれいむとまりさだった。 シンプルな組み合わせではあったが、最も一般的なものだ。 人類はこの名誉ある饅頭達に名前を与えた。 れいむには「REIMOON」、まりさには「MARISUN」 ともに、太陽と月の名前を頂いた偉大なゆっくりであった。 …ただ、結果は失敗に終わった。 これはその時の映像、ロケット内にてパイロットが撮影したものだ。 『3・2・1・』 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! 「ゆぶぶぶぶぶぶ!!」 「ゆごごごごごご!!」 ガガガガガガガ! 「ぐるじぃぃぃぃぃぃぃ!!」 「ちゅびゅれりゅうぅぅぅぅ!!」 「「おっ!おそらをぉぉ!!!」」 ぶびゃ! 「ゆぼぅ!」 ぐびゃ! 「ゆんべ!」 重力に逆らった罰が当たったのか、饅頭ごときが宇宙に進出することが間違っていたのか… あわれ、ゆっくりは無残に潰れ去った。 あれからもゆっくりの宇宙進出への挑戦は続いた。 まずはゆっくりを固定する方法から見直された。 だか結果はすべて失敗に終わった。固定されても、締め付けられても、それが仇となり潰れていった。 ゆっくりを訓練させ宇宙に送り出す案も出されたが失敗に終わった。 ゆっくりは過酷なトレーニングに耐えられず、永遠にゆっくりしていった。 たまに厳しい訓練を耐え抜いたものも居るが 、結局はは押しつぶされすべては無駄に終わった。 これは最後の挑戦。 これが成功しなかったら、もうゆっくりは宇宙に飛び立つことはないだろう。 「ゆゆっ!ふーわ、ふーわ!ゆゆゆ??」ピコピコ!わさわさ! 『えーご覧ください、これがゆっくり初の宇宙遊泳を楽しんでいるれいむちゃんです………ビキィ! ………えーこのように地球上では下膨れな顔(?)も無重力状態では真球に近くなります これは、丸れいむと言った方がいいかもしれませんね………ほかのゆっくりも同様です』 「ゆ?おそらを???」 人類はゆっくりを宇宙に送り出す事に成功した。 どうやってゆっくりを宇宙に送り出せたのか、その様子を見てみよう。 今までのデータから、ゆっくりは大気圏を脱出する際に掛かる圧力に負けて潰れる事が解った。 驚くほどに柔軟な饅頭生物でも、靴の裏で踏み潰せば潰れるように、 簡単に上から掛かる圧力に負けてしまうのだった。 そこで発想の転換、死んでしまうのなら死んだまま宇宙に送り出そうということになった。 正確には、ゆっくりを仮死状態にするというものだった。 ゆっくりは越冬する際に食料を溜め込んで巣穴に篭る事で知られる。 冬眠する個体も居るらしいが確認はされていない。 ゆっくりは寒さに以上に弱く、氷点下ではその行動能力が著しく低下してしまうのだった。 ゆっくりは特に毛皮のようなものも持たない、髪の毛やお飾り程度では寒さはしのげない。 人間に例えるなら、裸で雪山で暮らしているようなもの。無謀極まりない。 だが、今回はその寒さを利用するのだった。 まずゆっくりを砂糖水に沈める、砂糖水の濃度はゆっくりの体液(?)具体的にはしーしー等と同じ濃度の元とする。 これを、苦しみだす前に急速冷凍する。 間の抜けた顔で氷付けにされたゆっくりは、そのまま荷物と一緒にシャトル内にいれられる。 これを宇宙についてから解凍するのだ。 アホらしい方法だったが成功した。ゆっくりは民間人より先に宇宙に進出したのだった。 「まりさはゆっくりはつのうちゅうゆっくりなのぜ!いだいなんだぜ!」 「んほぉぉぉう!ゆっくりはつのうちゅうすっきりよぉぉぉ!!」 「むきゅ!これはゆっくりにとってのおおきないっぽ………えれえれえれえれ…」 ムカつくとか言わないで下さい、宇宙に進出することが必ずしも良い事ではありません。 ゆっくりの宇宙利用が本格化され始めた。 毎回宇宙に送り込むのではコストが掛かるが、そこはゆっくり。 宇宙で殖やしてしまえばいいのだ。 ゆっくりは宇宙でその多様性で重宝されている。 食用に、愛玩用に、虐待用に、コンポストに… 特にストレス解消には一役かっている、閉鎖空間では宇宙飛行士はストレスが溜まりやすいのだ。 「…うまいけど…本物の饅頭が食べたいな…」 「でいぶのあがぢゃんだべないでぇぇぇぇ!!」 「なでり、なでり」 「ちぇんはおねえさんをゆっくりさせるよー」 「イライラMAX!!」 「ゆべえぇ!やべるんだぜぇぇぇ!!!」 「ぐぶぎぎぎぎぎ…」 「そろそろトイレ用ゆっくり交換時期かな?」 地球とあんまり変わらないですね… 完 「おうち宣言?」 ガシャン! ガラスの割れる音が響く。 「さすがまりさね、とかいはね!」 「ゆっへん!もっとほめれくれなのぜ!」 招かれざる来訪者… 「まずはおちびちゃんがさきにあがるのぜ」 「ゆわーい!まりちゃがさきだよ」 「ずるいわ!ありちゅがさきよ」 「おちびちゃん、けんかをするのはとかいはじゃないわ」 不法侵入、そしてお決まりの文句。 「ここをまりさたちのおうちにするよ!!」 これが世に言う「おうち宣言」である。 「はーい、おうち宣言入りましたー」 「はい!おうち宣言一丁!」 「ゆゆ?!」 どこかの店の制服を着た…と言ってもゆっくりには理解できないだろう。 そんな姿の人間が部屋に入ってくる。 「ゆっくり様4名ですね!こちらにご案内します」 「ゆっ!おそらをとん…いだいぃぃ!!」 「おとーしゃんをはな…やめてぇぇぇ!!」 「らんぼうね!とかいはじゃないわ!」 「ゆぴゃい!ぐるじいぃ!」 野良一家は鷲掴みにされ、奥の部屋に連れて行かれる。 「いだいぃ!もっどていねいにあつかうんだぜぇ!」 「らんぼうね!このいなかもの!!」 「ゆわーん、おかおがいたいんだじぇー!!」 「いちゃい!とかいはじゃないわね!おわびにあまあまもってきちぇね!!」 好き放題言い放つゆっくり達、見ての通りのゲスである。 「はい!あまあま入りましたー!」 「はいっあまあま一丁!」 「「「はい!よろこんでー!」」」 しばらくして、部屋に店員(?)が現れる、手にはさらに盛られたあまあまがある。 「はいおまたせしましたー熱いので(?)お気をつけてください」 「ゆん!おそすぎるのぜ!まりささまじゃなかったらころされてるところなのぜ!」 「まりさはやさしいのね!さすがありすのだーりんよ」 「おちょーさんはつのいのじぇ!そんけーするのじぇ」 「おとーちゃんはとかいはね!」 「冷めない内にお召し上がりください(謎)」 「いわれなくてもいただくのぜ!むしゃーむしゃーしあわせ!」 「うめ!これめっちゃ………とかいはなあじね!」 「どれいにしちぇはよくやったわ!ほめちぇあげるわ!」 「じぇんじぇんたりないんじゃじぇー!もっともってくるんじゃじぇー」 「はい!あまあま追加入りましたー」 「あまあま追加オーダーです」 「「「はい!よろこんでー!!」」」 更に追加で運ばれてくるあまあまにゲス一家は大満足の様子だった。 「ゆふふ!これはいいどれいなのぜ!いっしょうまりさにつかえるのぜ!!」 「とってもとかいはなどれいね!ありすのぺにどれいにしてあげるわぁ!」 「がーつ!がーつ!ちあわちぇー!」 「まだまだたりないわ!もっちょもってきて!」 「申し訳ありません、あまあまはそれで全部です、追加していただくなら生絞りでもよろしいですか?」 「ゆん!つかえないどれいなのぜ!それでいいからさっさともってくるのぜ!」 「生絞り入りますー」 「「「ありがとうございまーす!!」」」 そう言うと店員数名が大きなれいむを連れて部屋に入ってくる。 「ゆゆっ!うすぎたないどもだね!ここはれいむのおうちだよ!ゆっくりでていってね!!」 「でていくのはそっちのほうだぜ!おいどれい!さっさとそのでいぶをつまみだすのぜ!」 「ぶさいくなれいむね!みにくいぶたね!まったくとかいはじゃないわ!」 「ゆぎぎ!ゆるさないよ!!」 「「ばーきゃ!ばーきゃ!でーぶ!でーぶ!」」 ゲス同士の醜い罵り合いが続く、しばらくして店員の一人が長い棒を持ってれいむに近づいていく。 棒を使ってれいむをあにゃるの方から引き伸ばす様にして潰していく。 「はい!絞らせてもらいます!」 「ゆんべべべ!!」 「ゆふふ!いいきみだよ!ゆっくりしんでね!」 れいむは口から餡を吐き出していく、ビクビクと痙攣しながら号泣する姿にまりさは満足していた。 「ゆげぼぼぼぼ……ぎゅゆべ!……ゆ……ゆ………」 ついに中枢餡を吐き出したのか、れいむの反応が鈍くなる。 れいむは苦悶の表情で息絶えた。 「はいお待たせしましたーれいむの生絞りです!」 「生暖かいうちにお召し上がりください」 「なにいってるんだぜ!こんなものたべられるわけないのぜ!びょうきになるのぜ!!」 「このみにくいおぶつをさっさとかたずけなさい!とかいはなおめめがけがれるわ!」 「こんにゃのくえるきゃーこのくじゅー!」 「とかいはなありちゅにはりかいできないわ!」 「お客様、当店では『お残し』は禁止されております、お召し上がりくださいませ」 「なんどもいわせるんじゃないのぜ!こんなものくえるかーのぜ!!」 「わかりました、ご自分では食べられないのですね…ヘルプはいってください!」 「ヘルプはいってくださいー」 「「「了解!食介はいりますー!」」」 ※食事介助=食介 そう言うと店員達はまりさ一家に無理やりれいむの餡を食べさせる。 当然抵抗するが、吐くことも許されず食べさせられる。 「ぐべぇ!やべろ!だべだぐないーー!!」 「先ほどあんなに美味しそうに召し上がっていたではないですか、同じものですよ」 「?!」 「ゆげべぇむぐ!!!やべでぇぇぇぇ!もうむーしゃむーしゃしだぐないぃぃ!!!」 「はい、むーしゃ、むーしゃ…」 「やべろぉいながものぉぉぉ!!むーしゃ、むーしゃ!」 「ゆげえ!ぐぼぼぐ!むーじゃ、むーじゃ…ぼうやべるんじゃじぇぇぇぇぇ!!!ゆんやぁぁぁ!!!」 「ぐるじいぃぃ!どがいはじゃないわぁぁぁぁ!!!ぐぼ!ゆっぐりでぎないぃぃぃぃ!!!」 「げぶ!ゆぶ!ぐぶぶぶ!もうおうじがえるー」 「はい!お客様がお帰りです」 「はい!!清算お願いしますー」 「「「はい!よろこんでー!!」」」 「あら?お金持ってないじゃないですか、困るんですよねー………ゆんやー入れてください!」 「はい!ラストオーダー入りましたーゆんやー一丁」 「「「はい!よろこんでぇぇぇ!!!」」」 「「「「ゆんやぁぁぁぁぁぁ?!!!!!」」」」 「どうだった?酒屋のバイトの練習になった?」 「なるわけないだろ」 「ですよねー」 完 おかしいな、ムシゴロウ王国6を書いていたはずなのに短編集が出来てしまいました。 しばらく忙しくなるのでペース落ちるかも? 徒然は「やるべき事がなくて、手持ち無沙汰なさま」という意味があるそうですね。 だからってニートじゃないよ。ゆっくりりかいしてね! 徒然あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ドロッセルお嬢様prpr -- 2013-06-05 01 08 27 ↓確かにドロッセルお嬢様とゲセヒドニスだなw -- 2012-01-22 17 54 56 二個目の話って元ネタ「ファイヤーボール」ですよね? たぶん -- 2012-01-16 10 46 41 春はゆんやーってのが面白い。 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 -- 2012-01-16 10 42 09 「お宇宙(そら)をとんでる」のちぇんがかわいい -- 2011-09-16 17 28 33 最後の話、おもしれぇ。 -- 2010-07-13 18 32 32
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1259.html
おまけ 前 れいむの元から逃げ去った2匹の子れいむは、親れいむから逃げるために、方々に散って行った。 1匹は内風呂の中へ、もう1匹は最初に来た植え込みの中に飛び込んだ。 内風呂に入っていった子れいむは、運よく開いていたドアが目に止まり、その小さな部屋の中に飛び込んだ。 しかし、そのドアにはロープが掛けてあり、使用禁止と書かれてあったのだが、子れいむに文字が読める筈もない。 小部屋の隅でしばらく身を隠していると、親れいむの声が内風呂の中に響き渡った。 自分を追って来たと思った子れいむはガタガタ震えたが、どうやら親れいむは子れいむのほうに来る気はないらしく、向こうで壁に体当たりしている音が聞こえてきた。 その後、ドアの開く音と共に、れいむの悲鳴が子れいむの元まで届いてくる。 何をされているのかは知らないが、今まで聞いたこともないような親の絶叫に、子れいむはチビりながら、その声が止むのを待ち続けた。 やがて親れいむの悲鳴も止み、人間の足音が遠さかって行ったが、子れいむは恐怖に足がすくみ、その場から動くことが出来なかった。 そして、神経を減らし続けた結果、余りの疲れにいつの間にか子れいむはその場所で眠ってしまった。 「まったく!! 今日はゆっくりが多くて、散々だよ」 清掃のおばさんが、まりさ親子を崖下に捨て、露天風呂の掃除を終えて戻ってくると、子れいむの入った部屋の入口に掛けられたロープを取って、ドアを閉めた。 閉められたドアには、こう書かれたプレートが填められていた。 “サウナ室” 「ゆっ?」 子れいむは目を覚ました。 一瞬、自分がどこにいるのか分からなかったが、周りを見渡し、すぐに自分がここにいる理由を思い出した。 どのくらいたったのかは知らないが、小さな部屋の窓からのぞく空は、少し夕日掛かっている。 子れいむはまだ親れいむが怒っているのでは震えた。 悲鳴は聞いていたものの、現場を見たわけではないので、まさか親れいむが死んでいるとは夢にも思わなかった。 どうやって帰ろうか? 謝れば許してくれるだろうか? いろいろ考えたが、結局名案が浮かばなかった。 そんな折、子れいむは空腹感に襲われた。 まりさ達と違って、子れいむはお菓子を食べていないのだ。一度感じると、立ってもいられないくらいお腹が空いてくる。 もう帰ろう。お母さんもきっともう怒っていないだろう。 子れいむの餡子脳は、空腹に負けて、面倒事を考えるのを停止させた。 子れいむは、小さな部屋から出ようとした。 しかし、さっき入ってきた入口は、大きな木の板で塞がれていた。 子れいむは、自分が出口を間違えたのかなと、小部屋の中を行ったり来たりしたが、どこにも出られるような場所は無かった。 「ゆうう―――!!! なんで、でられないのおおぉぉぉ――――!!!」 部屋から出られなくて、泣き出す子れいむ。 しかし、ここで泣くことは、ある意味自殺行為に等しいことを、子れいむはまだ知らなかった。 一通り泣き叫んで、子れいむは誰か助けが来るのを待っていた。 窓から見える空は、もうすっかり真っ暗であり、この時期は夜になると、めっきり寒くなってくるのだ。 ゆっくりは寒いのが大の苦手である。 子れいむも、「寒いのはいやだよおおぉぉぉ―――!!!」とまた半ベソをかくも、そこで子れいむは異変に気がついた。 なぜか部屋が暖かいのである。 本来ならもう寒い時間だと言うのに、この暖かさときたらどうだ。まるで春の陽気のそれではないか!! 「ゆゆっ!! あったかくなってきたよ!!」 暖かくなってきて、喜ぶ子れいむ。 空腹なことも部屋から出られないことも一時忘れ、嬉しくなって部屋中を飛び跳ねている。 しかし、次第に状況が一変し出した。 熱さが下がらないのだ。 春の陽気は次第に夏の昼下がりになり、夏の次に秋が来ることはなく、その後もグングン気温が上昇していく。 「たいようさ―――ん!! もうやめでええぇぇぇぇ――――!!!」 子れいむは、余りの暑さに意識がもうろうとしだしてきた。 すでに沈んでいる太陽に文句を言い放つ。 しかし、太陽(笑)は、子れいむの言うことを無視して、どんどん気温を上昇させていく。 室温70度くらいの頃だろうか? 子れいむの座っている木の板が高温になり、同じ場所にじっとしていられなくなった。 「あじゅいおおおおぉぉぉぉ―――――!!! やめでえええぇぇぇぇぇぇ――――――!!!!」 あまりの熱さに、子れいむは飛び跳ね続けるしかなかった。 その間も、子れいむの体からどんどん水分が奪われていく。 泣いたり、チビったりしなければ、もう少しは水分ももったかもしれないが、既に子れいむの体の水分は限界まで搾り取られていた。 遂には、跳ねる力さえ出てこなくなった。 「なんで……れいむがこんな……めにあわ…なく……ちゃなら………ない…の?」 カサカサになった唇は最後にそう呟くと、子れいむは先に行った姉妹たちの元に旅立って行った。 2時間後、水分の無くなったカラカラの焼き饅頭が、温泉客に見つけられた。 植え込みの中に逃げ込んだ子れいむは、適当な方向に逃げて行った。 とにかく親れいむに捕まるまいと、場所も考えることなく精一杯逃げていく。 やがて、子れいむの体力が付き、これ以上歩けないというところで、子れいむは足を止めた。 「ゆひーゆひーゆひー……」 大きく肩で息を付く子れいむ。 後ろを振り返ると、親れいむの姿は見えないし、声も聞こえない。 逃げ切ったのだと、ようやく子れいむは、一息つくことにした。 子れいむはその場でしばらくジッとしていれば、その内親れいむの怒りも収まるだろうと考え、安全そうな草むらに身を隠して、疲れをいやすべく眠りについた。 子れいむが起きたのは、サウナに入った子れいむと、ちょうど同じくらいの時間だった。 すでに空は真っ暗で、うっすら寒い。 もう親れいむの怒りも静まった頃だろうと、子れいむは巣に帰ろうとした。 しかし、その時になって、ここがどこか全く分からないことに気がついた。 「ゆううぅぅ―――!! ここはどこおおおぉぉぉぉ―――――!!!?」 大声で叫んでも反応してくれるものは誰も居なく、子れいむは仕方なく、運良く来た道に戻れることを祈り、適当に歩き始めた。 しかし、そんなことで無事にたどり着けるほど、世の中は甘くない。 元々体力が少ない子ゆっくりで、しかも飯抜き山中歩行をしたおかげで、せっかく体を休めたというのに、すぐに子れいむの体力は限界に達した。 「……もう……あるけないよ……」 子れいむはその場にうずくまった。 すると、目の前の草影がカサカサと動き出した。 初め、親れいむが迎えに来てくれたのかと思ったが、出てきたのはカルガモの親子だった。 子れいむは落胆したが、すぐにあることが閃いた。 このカルガモ達なら、あの温泉の行き先を知っているに違いない!! あそこまで連れて行ってもらえば、後は巣の帰り方は分かっている。 「とりさん!! れいむをゆっくりおゆのところにつれていってね!!」 カルガモに向かって、跳ねて行くれいむ。 本当に危機意識の薄い饅頭である。 人間ならともかく、野生生物の前に饅頭が行くなど、空腹のライオンの前に自分から進んでいく草食動物に等しい。 結果は言うまでもないだろう。 「ゆぎゃああぁぁぁぁぁぁ―――――!!! なにずるのおおおぉぉぉ―――――!!! れいむはたべものじゃないよおおぉぉぉぉぉ―――――!!!!」 親カルガモはれいむを咥えると、子カルガモの前にれいむを差し出した。 「やめでえええぇぇぇぇぇぇぇ――――――!!!! いだいよおおおぉぉぉぉぉぉぉ――――――――!!!!」 子カルガモに、チクチクと啄ばまれ暴れ狂う子れいむ。 しかし、親カルガモの体長は60㎝近くもあり、子れいむとの力の差は歴然で、逃げだせるはずがない。 子カルガモは、子れいむをボロボロ溢しながら食べていくも、しっかり下に落ちた皮や餡子も、残さず食べていく。 食べ物を粗末にしないその精神は、飽食になれた外界の人間や、どこぞの饅頭一家にも見習わせたいくらいである。 やがて、子カルガモ達がもう食べられなくなると、半分ほど残った子れいむは、親カルガモに美味しく食べられた。 ここで、一家全員が死亡したこととなった。 結局、この一家の不幸はカルガモに始まって、カルガモに終わることとなったのである。 ~本当にfin~ カルガモの親子って可愛いよね!! なのに、ゆっくりが同じことやっても腹が立つだけなのはなぜだろうww ちなみに帽子の設定は、家族は帽子を被ってもなくても個体認識が出来るということで。 今まで書いたもの ゆっくりいじめ系435 とかいは(笑)ありす ゆっくりいじめ系452 表札 ゆっくりいじめ系478 ゆっくりいじり(視姦) ゆっくりいじめ系551 チェンジリング前 ゆっくりいじめ系552 チェンジリング中 ゆっくりいじめ系614 チェンジリング後① ゆっくりいじめ系615 チェンジリング後② ゆっくりいじめ系657 いい夢みれただろ?前編 ゆっくりいじめ系658 いい夢みれただろ?後編 ゆっくりいじめ系712 ゆっくりですれ違った男女の悲しい愛の物語 ゆっくりいじめ系744 風船Ⅰ ゆっくりいじめ系848 風船Ⅱ ゆっくりいじめ系849 風船Ⅲ カルガモとゆっくり 前編 カルガモとゆっくり 後編 カルガモとゆっくり おまけ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1958.html
色色ゆっくり 19KB 虐待-普通 ギャグ 小ネタ ※小ネタ詰め合わせです 「実演販売」 あーやっちゃった! 「なにするんだぜぇぇ!まりささまのきれいなおはだに、いろがついちゃったのぜぇぇぇ!」 飼いゆっくりの皮に醤油のシミ…ありますよね?こんな事。 そこでこれですよ奥さん!「ゆっくりクリーナー」の出番です。 ご覧ください、普通のたわしやスポンジじゃ中々落ちないですよね、この汚れ? 「ゆぎゃぁぁぁぁ!いだい!やめろぉぉぉ!ごしごしさんいやぁぁぁぁ!」 ところがですね、この「ゆっくりクリーナ」でさっと一拭きすればあら不思議! 汚れたゆっくりがこの通り綺麗になります。 「いだいぃぃ………ゆゆっ?!まりささまのおはだがきれいになったのぜぇぇ!!」 ゆっくりもこれにはびっくりです!シャレじゃありませんよ。さあ、奥さんもっと良く見てくださいよ どうです?綺麗なもんでしょ? 「ゆふふん!まりささまのびはだに、みとれているのぜ!もっとよくみていいのぜ!!」 さあ、どんどんやってみましょう! まずはケチャップ、カーペットにこぼしても大変なのに、ゆっくりに掛かったら一大事です。 「ゆべぶっ!なんなのぜぇぇ!まりささまのかみのけがよごれちゃったのぜぇぇ!!」 これではまるで血まみれの生首です、ゆっくり殺人事件ですよ奥さん! でも、ご覧ください「ゆっくりクリーナ」で一拭きすればこの通り!ケチャップも敵ではありません。 「ゆゆ~ん♪きれいになったのぜ~♪びまりさなのぜ~♪」 あら?そこの奥さん、まだ信用してないんですか?じゃあ、もっとすごいの行きますよ~ あぁっと、油こぼしちゃった!見てくださいゆっくりが油まみれです、酷いですねこれは。 ここまで油でべったりだと、このゆっくりは揚げ饅頭にでもするしかありません! 「ゆぴゃ!ゆわぁぁぁぁん!これはなんなのぜぇぇ!べとべときもぢわるぃぃぃ!」 でも、この「ゆっくりクリーナ」はすごいですよ!油も簡単に拭き取ってしまいます。 「ゆぺぺぺっ!さっぱりしたのぜ!ゆふ~ん♪まりささまはすごいのぜ~♪」 ゆっくりもこれには大満足ですね! あら?奥さん?気に入らないんですか?ならもっとすごいをお見せしましょう あっと!ペンキをこぼしちゃった!…これは酷いですね…真っ青なゆっくりの出来上がりです。 こうなったらこのゆっくりはもう、ゴミに出すしかないですよね? 「ゆぎゃぁぁぁ!めになにかはいったのぜぇぇ!いだいぃぃ!ぬるぬるきもちがわるいのぜぇぇ!!」 処がこの「ゆっくりクリーナ」ならこんなペンキでもあら見事!すごいですねこれは! 「いだぃぃぃ!おめめをこすらないでぇぇぇぇ!!ゆべべべべっ!ゆぎぎぎぎっ! …ゆひっ…ゆぎっ…ぬるぬるさん…とれたのぜ?……」 どうです、納得して頂けました?帽子や髪についていたペンキもバッチリ取れました。 秘密はこの○○にあるんですねー あら、そこの奥さん今来ました?もう一回はじめからやりますよ、見ててくださいねー あー墨汁こぼしちゃった!……… 「ゆひっ…ゆひっ…もう…いやなのぜぇ!……………ゆぼべべべべっ!!」 完 「小さな親切」 「ゆっ!くそにんげん!れいむはおなかがすいたよ!なにかたべさせてね! あと、れいむはさむくてしにそうだよ!かわいそうなんだよ!だかられいむをかいゆっくりにしてね!」 「あら?なにかしら?…これはゆっくり?…」 まだ冬も始まったばかりの頃、れいむは捨てられた。 原因は態度が悪くなってきたから、要するにゲス化したからである。 個体の質と飼い主の躾の問題もあり、程なくして手がつけられなくなった。 れいむは飼い主に公園に捨てられてから、ろくな物を食べていなかった。 幸いほかに野良ゆっくりがいなかった事もあり、 同族から危害を加えられることが無かったが、それでも飢えと寒さに耐える生活を強いられていた。 そしてようやくれいむにも幸運がめぐってきた。久しぶりに見かけた目の前の人間である。 彼女はゆっくりに対しての知識も乏しく、野良ゆっくりを見るのも初めてだった。 そして何より幸運な事は… 「えっと…彼方は寒くてお腹がすいているのね?」 「さっきからそういってるでしょ?ばかなの?しぬの?」 「あの…その…ごめんなさいね」 彼女はお人よしだったのである。 通常ゆっくりがこんな態度で人間に接すれば、駆除されても文句は言えない。 これが鬼威参なら即お持ち帰りされて苦痛を味わう事になったであろう。 しかしれいむは運が良かったのだ。彼女は目の前のゆっくりを可哀想だと思ってしまったのだ。 「えっと…私は今食べ物を持ってないのよ…ごめんなさいね」 「つかえないくそにんげんだね!まえにれいむがかっていた、どれいのほうがまだましだよ!」 「はぅ…ごめんなさい…………でも、そのかわりね…これがあるの、 これがあれば寒い思いはしなくていいと思うわ」 「ゆん!しかたないね!それでがまんしてあげるから、さっさとちょうだいね!」 「今貼ってあげるからじっとしててね…」 そう言うと彼女は鞄からそれを取り出す。当然れいむはそれが何か解らない。 彼女はれいむの両頬に当たる場所にそれをそっと貼り付けた。 「ゆ!なんだか気持ちが悪いよ!それにぜんぜんあたたかくならないよ!はやくこれをとってね!!」 「…もう少ししたら暖かくなるからそれまで我慢してね……私にはこれ位しかしてあげられないわ… ごめんなさいね……………もう行くね」 「まったくつかえないどれいだね!しかたないね!さっさとれいむをおうちまであんないしてね! れいむがおまえのごしゅじんさまになってあげるよ!!………ゆん?どこにいったの?つかえないやつだね! ……ゆゆっ!なんだかあたたかくなってきたよ!ぽーか、ぽーかしあわせ~♪」 もうすでに彼女は去ってしまったのだが、そんな事にも気が付かず好き放題言い放つれいむ。 いつの間にか奴隷にされてしまっている始末である。 だが、そんなれいむにも災難が降りかかる事になる。彼女の親切が仇となったのだ。 彼女がれいむに張った物それは、貼り付けタイプの使い捨てカイロだったのだ。 「ゆふふ~ん♪あったかいよ!これがあればふゆさんも、れいむのてきじゃないよ! さすがれいむだね!!つよすぎてごめんね!」 どこまでも調子に乗るれいむ、これが餡子脳という物なのだろうか?なぜか自分の強さに酔いしれていた。 だが、天はやはり奢り高ぶる愚か者に鉄槌を下すのか、少しずつ変化が現れ始めていた。 「ゆゆ~ん♪しあわせ~♪あったかすぎてなつさんがきたようだよ!…なんだかあったかすぎだよ? どうなってるの?これじゃあついよ!もうあつくしなくていいよ!…あづいぃぃぃ!!これどっでぇぇぇ!!」 このタイプのカイロは人間でも直接肌に張ったりはしない。低温火傷の危険性があるからだ。 これをれいむに貼り付けた彼女もその位は知っていたのだが、 彼女はゆっくりの事をよく知らないために、皮に直接貼り付けてしまったのだ。 余りの熱さにのた打ち回るれいむだったが、その程度でカイロが取れることは無かった。 揉み上げを使えば取る事も出来たかもしれないが、熱さでそこまで思考が働かなかったのである。 「あづいのいやぁぁぁぁぁ!おうちかえるぅぅぅ!!ゆぎゃぁぁ!………み…みずさんがあるよ!…みずさんにとびこむよ!」 れいむは公園の小さな池に目掛けて飛び込んだ。当然水は危険な物だと理解はしていたが、それ以上に熱かったのだ。 池の水は思った以上に冷たく、すぐに熱さを和らげてくれた。しかし今度はその冷たすぎる水がれいむを襲った。 池は小さいと言ってもれいむでは這い上がれないほどの深さがあったのだ。その上水が濁っている為視界も悪い。 「ぼごごごぐぼっ!づめだいぃぃぃぃ!おみずざんがらでられないよぉぉぉぉ!!」 どうやって喋っているのかは知らないが、れいむは水中で必死にもがいていた。 だがそれも逆効果でしかない、もがけばもがくほど皮は水を吸ってふやけていった。 「ゆぼごぼぼっ!おみずざん!でいぶをゆっぐりざぜろぉ!ぼぼゆごぼど!」 こうしてれいむはゆっくりさせてくれない水に呪いの言葉を吐いて、池の栄養分となっていった。 彼女の親切がれいむには仇となってしまったが、まあ仕方ないだろう。 めでたしめでたし 「とっさの対応」 「いたいんだぜぇぇ!なにするのぜぇぇ!このてんいんさんがまりさをいじめるのぜぇぇ!!」 コンビニでバイトしていたら、野良ゆっくりがやって来た。丁重に追い出そうとしたら、突然騒ぎ出した。 僕は自分でも気の弱い方なので、普段なら野良ゆっくりなんかに触った事もない。 先輩も今は休憩に入っているので、僕一人で対応しなくちゃならなかったんだけど… 「このみせはさいあくなのぜぇ!てんいんさんがまりさをいじめるのぜぇ!」 この帽子をかぶったゆっくりがこんな風に叫ぶのだ。困った事に店には他に客も居る。 僕はとりあえず叫び声を上げられない様にゆっくりに気を使う。 「…えーっと、僕は君に危害を加えるつもりはないよ…大人しくしてくれないかな?」 にやりっ!「…そんなことしんじられないのぜぇぇ!てんいんさんはまりさをいじめるのぜぇぇ!!」 ん?今一瞬ニヤッとしなかったかな?困った、先輩はまだ来てくれないかな? このまま強引に店から出したらさらに騒ぎそうだし、ゴミ箱に捨てたら中で叫んでそうだし… なんとか大人しくして貰うしか方法がなさそうだな… そう考えた僕は出来るだけ穏便に対応することにした。 「僕は何もしませんよ、ただ君に外に出て行って貰いたいだけなんですよ」 「まりささまはおきゃくさまなのぜ?そういうたいどはよくないんだぜ?ことばづかいもわるいんだぜ!」 そう言われると流石にイライラするが、ここで騒がれる物面倒なのでおとなしく従うことにする。 「失礼しましたお客様、今日はどのようなご用件でしょうか?」 「さいしょからそういうたいどで、いればいいのぜ!まりささまはあまあまをしょもうするのぜ!!」 あまあま?なんだろう?そんな商品は置いてないし… そんな事を考えていると、ゆっくりがお菓子コーナーの方に向かっていった。 僕も慌てて後を追いかける、幸い他の客は雑誌コーナーで立ち読みしていた。 ゆっくりはチョコレートなどが置いてある場所で止まると、こっちを見て来た。 「なにしてるのぜ!きのきかないてんいんなのぜ!はやくそれをとるのぜ!まりささまじゃとどかないのぜ!」 「これですか?」「ちがうのぜ!」「これでしょうか?」「それじゃないのぜ!」「じゃあこれです?」「ちがうのぜ!」 『このてんいんはぜんぜんつかえないのぜぇぇぇ!やくたたずなのぜぇぇ!』 流石にムカッとしたが、何とか我慢する。 何度目かのそんなやり取りをしている内に、僕は誤って棚のお菓子を崩してしまう。 崩れた箱入りのお菓子はゆっくり目掛けて降り注いでいった。 「ゆがべべっ!いだいんだぜぇぇぇ!!なにするんだぜぇぇぇ!!」 ゆっくりもこれには驚いたのか、崩れたお菓子に埋もれて騒ぎ出す。 僕は慌ててゆっくり発掘作業に取り掛かる。 やっとゆっくりをお菓子の中から救出すると、ゆっくりが一瞬ニヤッ!とまた笑った。 「いだいぃぃ!しにそうなんだぜぇぇ!てんいんさんにころされるのぜぇぇぇ!!このままじゃまりさしんじゃうのぜぇぇ!」 いきなり叫ばれてどうしようか迷ってしまった僕は、かなり焦っていたのか訳の解らない事を言ってしまった。 「お客様!何処が痛いんですか?骨折しましたか?心臓が止まりそうですか?」 「いだいのぜぇ!こっせつしたのぜぇぇ!しんぞうがとまりそうなのぜぇ!(棒読み)」 良く考えてみれば饅頭が骨折や心停止だなんて、可笑しな話ではあるがゆっくりも乗ってきたので慌ててしまった。 そして緊急時のマニュアルを思い出し備え付けてあったAED(※自動体外式除細動器)を用意する。 起動したAEDの音声ガイドに従い電極パットをゆっくりにつけた。 「なんなのぜ?このへんなのをはがすのぜ!!」 『心肺停止しています…直ちに電気ショックを行います』 「ゆゆっ?」 ドゴンッ!「ゆびゃぁいぃぃ?!」 衝撃音とともにゆっくりが飛び上がり悲鳴を上げた。そこには先ほどまでの憎たらしい顔は無く、 両目を見開いて涙を流し、だらしなく口を開いて舌を出した無様な姿のゆっくりが悶えていた。 「ゆ…がご…ぎ…ぎ……げ…げ…ぐ…」 『心肺、活動がみられません…もう一度電気ショックを行います』 ドゴンッ!「ゆっごおぉぉぉ?!………ゆ…が…が……が…」 ドゴンッ!「ゆっぼうぅぅ?!………ゆ…ぎ……ぎ……ぎ…」 ドゴンッ!「ゆばんっ?!…………げ……げ…げ…」 そんなやり取りをしていた所に先輩がやって来た。 「君はアホか?そんな事しても意味ないよ、ゆっくりに心臓なんかあるわけないだろ?」 「え…?」 そこで一気に冷静になった僕がゆっくりを見ると、汚い顔で死んでいた。 騒ぎに気がついた客も集まっていた、何人かが感心したような顔をしていたのが印象的だった。 「あーあ、しーしーやらうんうんやらで汚れてしまったな…君が片付けておくんだぞ? …まあ、面白い物がみられたよ…笑わせてもらった」 そう言うと先輩はまた店の奥に行ってしまった。どうやら一部始終を見られていたようだ。 僕は仕方なく店の掃除とゆっくりの後始末をする事になった。 それからしばらくして、ゆっくりに対してAEDを使った人が何人か報道されていた。 僕のような人間が他にも居たのかと思うと、ちょっと笑えてきた。 程なくしてAEDの注意書きに「ゆっくりには使用しないでください」と追加されたそうだ。 完 ※AEDは心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、 必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器です。 駅や自販機なんかにあったりしますね。コンビニにあるかは知りませんが… 私も1度しか使ったことがないので、色々いい加減な部分があるかもしれませんがご了承ください。 「冬といえば…」 すっかり雪に覆われてしまった山、一面白の世界。 ゆっくりの巣も当然雪の下の隠れてしまっている。 「むーしゃ、むーしゃ、しっしっしあわせー!どんぐりさんはゆっくりできるのじぇー!」 「ゆふふ、ゆっくりたべてね。とかいはなまりさのおかげで、たべものにこまらないわ」 「おちょーさんありがちょー、ゆっくりできるわ」 「ゆふふ、てれるのぜ!おうちさんだって、ありすのこーでぃねいとしてくれたけっかいさんにまもられて、 ゆきさんもはいってこれないのぜ!おかげでふゆさんもこわくないのぜ!」 「ふゆさんなんかまりちゃのてきじゃないのじぇー!ゆっくりー!」 「ゆふふ、まりさったらてれるわ、おとびちゃんたちも、とかいはにえっとうしましょうね」 「「ゆっきゅりしゅりゅよー」」 この一家は比較的優秀な番の様で、冬を上手くやり過ごしていた。 子供達も聞き分けが良く貯蓄された食料を食い潰す様な事もないだろう。 幸せそうな家族だが… ザクッ!ザクッ! 「「「「ゆゆゆ?…」」」」 パキッ!ペキッ!カラカラカラカラ………ヒュゥゥゥゥ!! 「ゆびゃぁーん!しゃむいのじぇー!ゆきさんゆっくちしちぇぇぇ!」 「ゆーん?!いったいなんなのぜ?」 突然「とかいはなけっかい」が崩れうろたえる一家、外から吹き込む風雪に身を振るわせる。 「おちびちゃんたち、おうちのおくのほうにかくれるのぜ!」 「ありすがけっかいさんをもとにもどすまで、おちびちゃんたちはゆっくりがまんしてね!」 「ゆんやぁぁぁ!はやくけっかいさんをなおすのじぇー!ゆっくちできにゃいぃぃ!」 「がまんしちぇね!おねぇしゃんのうしろにかくれちぇね!」 「ゆびゃぁぁぁぁ!ふゆさんはいじわるするんじゃないのじぇぇぇぇぇ!!」 親ありすが結界を張り直そうと巣穴から出る。 外は一面の雪景色、思わず身を振るわせるが崩れた結界の残骸を集め始める。 するとある事に気が付いた、それは白い色をしていた為に始めは気が付かなかった。 ありすは上を見上げて驚き、思わず声を上げる。 「に、にんげんさんよぉぉぉ!」 そこには白い防寒服に身を包んだ男がスコップを片手に佇んでいたのだった。 「ありす、いったいなにがあったのぜ?!」 ありすの叫び声に慌てて親まりさも巣から飛び出してくる。 だが、男の姿を見ると恐怖で固まってしまった。 この番は人間の恐ろしさを良く理解していたため、突然の事態に動けないでいたのだ。 「こんにちはーゆっくりども!ゆっくり越冬出来ているかぁぁぁ?!」 「に、にんげんさん、まりさたちはなにもわるいことはしてないのぜ!ゆっくりみのがしてね!」 「ゆわわ、にんげんしゃんだわ!あやまりますきゃらありしゅたちをゆるしちぇくだしゃい」 「にんげんしゃんがけっかいしゃんをこわしちゃのじぇ?さっさちょないしちぇあやまっちぇね!」 「だめよおとびちゃん!にんげんさんにあやまって!ごめんなさいにんげんさん、おちびちゃんをゆるしてね」 「なんでにんげんしゃんに、あやまらなきゃいけないのじぇ?!まいちゃがせいしゃいしてあげるのじぇ!」 親ゆっくり達は何事かも解らず、男に謝罪するが子まりさだけは反抗的な態度を取る。 子ありすは対照的に恐怖に震えるのみだった。 そんな様子をじっと男が見守っていたが… 「お前達!今年は冬季オリンピックだぁぁぁ!一緒に祝え!一緒によろこべぇぇぇ!!」 そう叫ぶと男は巣穴にスコップを突き刺し掘り進めた。 どんどん削られていく巣を一家は呆然と見守る。 半分くらい壊されたところで、貯めてあった食料が姿を見せる。 男はそれを手で掴むと、子ありすの口に詰め込み始めた。 「今日はお祝いだぁぁぁ!沢山食べていいぞぉぉぉ!!」 「ゆべぶぼっ!やめちぇぇ!たべちゃくないよぉぉ!くるじいぃぃ!!」 「ゆわーん!にんげんさん、やめてほしいのぜ!おちびちゃんがくるしがっているのぜ!」 「にんげんさんごめんなさい!おちびちゃんはみのがしてあげてください!」 「ゆんやぁぁぁぁ!こわいのじぇぇぇぇ!」 子ありすは泣きながら必死に身をよじるが、男はお構い無しに口に食料を詰め込んでいく。 親達は許しを請うだけで、男に攻撃を加えない。この行動からも優良さが伺える。 子まりさは恐怖でしーしーを漏らしてしまっている。 子ありすは無理やり食べさせられている性でどんどん膨らんでいく。 食料の山が半分以下になった頃限界が来たのか、勢いよくうんうんを放出するとそれきり動かなくなった。 「そうか、死ぬほど嬉しかったのか?!オリンピックばんざぁぁぁい!!」 「「ゆわぁぁぁ!おちびちゃぁぁぁん!!」」 「ゆびゃぁぁぁん!ごめんなしゃいぃぃぃ!まりちゃだけでもたしゅけちぇぇぇぇ!!」 子ありすの死に泣き叫ぶ親達、子まりさは恐怖で命乞いを始めた。 「よし!お前達は俺と一緒に来てもらうぞ!喜べ!ともに祝え!!」 こうして一家は袋に詰められ男に連れ去られた。 後には苦悶の表情で息絶えた子ありすと無残に壊された巣が残されていた。 「今大会より種目に加えらた新競技だぁぁぁぁ!覚悟はいいかありす?お前が記念すべき第一匹目だぁぁ!!」 「やめてぇぇぇ!はなしてぇぇぇ!とかいはじゃないわぁぁぁ!」 「やめてほしいのぜ!まりさがありすのかわりになるのぜ!」 「ゆわぁぁぁん!おとーしゃん、まりしゃをたすけちぇぇぇぇ!!」 連れて来られた場所はスキーのジャンプ台だった。 ありすは男に抱えられ必死でもがいていた。 まりさ親子は袋から出されて、事の次第を見守るしかなかった。 「いくぞありす!新種目『ゆっくりラージヒルありすの部』だぁぁぁ!お空を飛んでこいぃぃぃ!!!」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!……おそらを…とんで……」 「ゆわぁぁぁぁ!あでぃずぅぅぅぅぅ!!」 「もうやじゃぁぁ!おうちかえりゅぅぅぅぅ!!」 ありすは放り投げられると勢い良く坂を転がり華麗に宙を待った。 意外と高く飛び上がったが、やはり重力には逆らえず落下を始めるありす。 「いけえぇぇぇ!K点越えだぁぁぁぁ!!!」 ………グチャ!「どがいばっ!!」 「ゆ…あ…あ…あ…」 「はやくまりちゃをたしゅけろ!このくじゅおやぁぁぁぁ!!」 「はっはっはっ!初挑戦にしては上出来だぁぁぁ!ぶらぼーありす!!」 ありすは雪の上にカスタードの花を咲かせ死んでいった。 「あーお前、ここに居たのか……勝手にこんなとこまで入って…」 「あ!コーチじゃないですか!どうしたんですか?」 「どうしたってな…お前が急に居なくなるし………またこんな事してたのか…… でな、お前な、各方面から…特に『ゆっくりんピース』と『ゆーシェパード』から講義があってな… お前が公の場でゆ虐やゆ苛めばかりしてるのが叩かれたんだ… そう言う訳でお前は、入村式とオリンピック開会式に参加を自粛して貰う」 「どおぉぉっしてですかぁぁぁぁぁ?!!」 「さあ、最後の聖火ランナーがやってまいりました。まりちゃの叫びも美しいです…」 「ゆびゃぁぁぁん!あちゅいぃぃぃ!まりちゃのおぼうしがもえちゃうよぉぉぉ!!」 「おちびちゃぁぁぁん!ゆっくり、ゆっくりしてねぇぇぇぇ!!」 先ほどの男が走っている。その手には子まりさのあにゃるに棒をた物が握られていた。 子まりさは帽子をボンドで固定され脱げないで居た。 その帽子には火が灯してあり、熱さと帽子が燃えていく恐怖に身をよじっていた。 男が向かっている先には、段ボール箱の上に固定された親まりさが居た。 「さあ、いよいよ点火です!感動の瞬間です!!」 男は親まりさの帽子に火をつけた。火はすぐに燃え広がっていく。 即席聖火台ではあったが炎が美しく燃え上がる。 「ゆわぁぁぁぁ!まりさのおぼうしがぁぁぁぁぁ!!」 「あちゅいんだじぇぇぇぇ!だれかまりちゃをたしゅけろぉぉぉぉ!ゆっくりできにゃぁぁぁい!!」 「オリンピック開会ばんざぁぁぁぁい!!」 感動の光景に男は泣いていた、まりさ親子も泣いていた。 炎がまりさ親子をコゲ饅頭に変えた頃、一人ぼっちの開会式は終わりを告げた。 完 「実演販売」これは実演販売という名のゆ虐ですね。 「とっさの対応」某ドーナツ店のお話とかぶっているかもしれませんね…結構いい加減に書いてあるかもしれません。 「冬といえば…」某オリンピック選手とは関係ないと思います。 全体的にまりさ多目ですね…別にまりさが嫌いなわけでもないですよ。 徒然あき(ムシゴロウあき) 過去に書いたもの ムシシリーズ ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 小ネタ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに ふたば系ゆっくりいじめ 897 酔っ払い ふたば系ゆっくりいじめ 917 愛でお兄さんの悩み ふたば系ゆっくりいじめ 918 ゆっくり健康法 愛で ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 902 私はめーりんである。 短編 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 912 ずばり、詰め合わせ 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓↓↓↓金を貰うことで責任が発生するからみんな真面目にやるんだよ馬鹿なのかよ死ねよ -- 2016-02-18 21 21 43 金儲けがくだらんというなら一生ボランティアでもしてろよ。 -- 2011-01-13 23 06 45 ゆっくりにAEDに最高に吹いたw いやぁ、一度セットしたら延々と続く電気ショックとかマジぱねぇww -- 2010-11-26 23 12 56 ↓じゃあ話せよ -- 2010-09-05 23 38 33 くだらん金儲けの、、、どうでもいいけど作品の事を話しません? -- 2010-08-19 03 24 42 オリンピックぐらいとか言わないでもらえるかな。あなたと違ってすごく楽しみにしてる人もいっぱいいるんだよ。 -- 2010-08-07 21 54 26 オリンピックぐらいでテンション上げすぎ。うざい。 -- 2010-07-15 04 48 23
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/556.html
信じようと信じまいと―― 20XX年、Y月Z日、日本の月探査衛星「蓬莱」は予定通り月の周回軌道に乗った。 月表面のより詳細な情報取得と資源探査、及び後発の着陸船の目標地点の調整のためである。 一般企業参加の元で開発された高解析度カメラを搭載した蓬莱は、高度調整の後にその任務に付いた。 月の表面上の直径10㎝の物体まで捉えることの出来るカメラ。 国際月資源開発基地の建設場所の決定を控える最終的な上空からの月査であった。 蓬莱が撮影した映像は航空宇宙開発局により一般に公開されていた。 月面から青い地球が昇る地球の出を捕らえた映像は他国のニュース番組を飾るほどの好評を博した。 だが、ある一部の映像はカメラの不調からの映像の乱れにより公開できなかったという。 誰も特に気にも留めない程度の欠落ではあったが、実は航空宇宙開発局により故意に隠された物であったと言う。 その映像はわずか5分程度の物である。そのカメラに写されていた物は――― つきのいなば* 未だに有人飛行を実現できずにいた日本は焦っていた。 欧米や中国、ロシアがそれを成し遂げていながら技術大国を名乗る日本は大きく遅れをとっていた。 一応有人飛行船の開発目処は立ってはいる。 設計上は何も問題のないはずの有人宇宙船。 だが日本にはこれに関してのそれまでの経験や積み立てというものが全く無いのである。 実際に宇宙に人を飛ばしてみないと分からないことなど五万とあるに違いない。 仮にもし何かのミスがあった場合の対応、処置など課題も山と積んでいる。 何も分からぬ、他人から聞いたのみの情報で人を宇宙空間に送り込む事。 それは間違いなく人体実験となる。 成功すればいいが、失敗した場合、最悪宇宙開発の断念、少なくとも中断は避けられない。 動物実験をしようにも彼らには言葉が通じない。 実際に機材を使わせたり生活させたりすることは到底無理だ。 人以外で言葉を理解し、ある程度道具の使える生き物。 やがて彼らは気づいた。その願いをかなえる都合の良い生き物が身近に居ることに。 うどんげは狭い部屋に閉じ込められ、一人寂しそうにベッドの上で与えられた携帯ゲームをしていた。 もう一人きりにさせられて2週間は経っただろうか。 ここは航空宇宙開発局の実験棟。今狭い空間内における落ち着きをテストする実験が行われている。 通常人間で行われる実験だが、今回はその代わりにゆっくりが入れられていた。 息苦しい無機質空間。空調の音がその孤独を際立たせる。 電子音にはもう飽きてしまった。携帯ゲーム機の音量は0。 泣き出しそうになるのをうどんげは必死に我慢していた。 それをごまかすかのように無心に定期的にスピーカーから聞こえる指示に従うか、あるいはゲームをしていた。 不意に室内に警報音が鳴り響き、部屋の奥に設置された白いドアがいかにも重たそうな音を立てて開く。 うどんげはゲームを放り出すとその扉の向こう側からやってくる影を見つめた。 カツカツという音が次第に自分に近づいてくる。 そしてそれが誰かが分かるや否やうどんげはその人影に抱きついた。 「お疲れさま、よくがんばったわね。うどんげ」 抱きつかれた研究員はそういって彼女の頭をやさしく撫でた。 うどんげは嬉しそうににゲラゲラ笑うと研究員に抱かれてその部屋を出た。 しけんにごうかくすれば、おねえさんがほめてくれる。 がんばってなくのをがまんすれば、おねえさんがゆっくりさせてくれる。 うどんげはそのお姉さんの優しさだけを支えに、今までずっと厳しい実験に耐えてきたのだ。 うどんげは加工所で生まれた。 生まれてすぐに母親から引き離され、毎日寒くて汚いゲージの中で縮こまって泣いていた。 美味しくないご飯。憂さ晴らしに自分をいじめる年上のゆっくり達。 うどんげはゆっくりする事を知らなかった。 誰も助けてくれない、誰も守ってくれない加工所がうどんげは大嫌いだった。 だがそんな折、うどんげにある転機が訪れた。 宇宙船に乗せる実験体としてのゆっくりの選抜が行われたのである。 全てのテストに合格し、比較的おとなしかったうどんげは見事実験体に選ばれ、その住処を移した。 きれいな部屋に美味しいご飯。 うどんげは始めて自分のゆっくりプレイスを見つけた。 だがそれ1週間も続かず、すぐにうどんげは本格的な耐久実験に回されてしまう。 大きな機械に振り回され、ローラーの上を延々と走り続け、極度の温度差に身を晒された。 うどんげはさらに過酷になった自分の環境を、そして運命を呪った。 日に日に心身ともに文字通りぼろぼろになってゆくうどんげ。 願わくば、私を作った神に呪詛を、願わくば、私を虐げる人間に罰を。 だがある日、うどんげに手を差し伸べる人間が現れた。 いつも通り実験でぼろぼろになったうどんげは一人実験室に倒れていた。 近づいてくる足音。また同じようにストレッチャーに放り込まれ部屋に置き去りにされるのだろう。 うどんげは泣きもせずに不貞腐れたように体を丸めた。 背後で止まった足音。うどんげは痛みを覚悟して目を強く瞑った。 だが、彼女は不意に暖かく、心地の良い何かに包まれた。 「かわいそうに、こんなにボロボロになって……」 そういってギュッとうどんげを抱きしめたのは若い女性の研究員だった。 彼女はゆっくりと歩き出すと、うどんげの頭を優しく撫でた。 うどんげの飼育部屋に入ると彼女はうどんげに丁寧に治療を施す。 いつの間にかうどんげは泣いていた。どうして泣いているのか分からなかった。 別に悲しいわけではなかった。でも涙が止まらなかった。 「ぶえええぇぇぇぇ……」 うどんげの悲しげな泣き声を聞いて、彼女もまた目じりに涙を浮かべていた。 「ごめんね、辛いでしょう……」 うどんげはいつまでもな彼女の腕の中で泣いていた。 その後、彼女はうどんげの実験が終わると毎回やってきてはうどんげを介抱するようになった。 うどんげは日に日に元気になってゆき、実験結果もなかなかの物になっていた。 このじっけんがおわれば、おねえさんとゆっくりできる。 うどんげはお姉さんの介抱を糧に、日々の実験を乗り越えてゆく。 遂にうどんげはたのゆっくりを退け、宇宙船にのる実験体として選抜された。 うどんげを乗せる宇宙船の準備は着々と進み、とうとう打ち上げ予定1週間を切った。 いつもより物々しい雰囲気の実験棟。 うどんげは小さなブレザーにネクタイ、スカートという普段と変わらぬ格好でお姉さんと歩いていた。 「いい、うどんげ。あなたはこれから宇宙に行くのよ。それもゆっくり初なんだから!」 分かってか、ゲラゲラとさぞ楽しそうに笑ううどんげ。 大きな奇怪の前で歩みを止めると、お姉さんはうどんげに向き直り微笑んだ。 「うふふ、うどんげも嬉しい?私もとっても嬉しいわ」 そういうと、しゃがみこんでうどんげに首輪を取り付ける。 ゲラゲラとひときわ大きく笑ったうどんげの小脇を抱え、機械の中の小さな座席にうどんげを座らせた。 「さあうどんげ、頑張ってね。貴方は今歴史の1ページとなるのよ!」 そう言うと頭を撫で、機械から離れるお姉さん。 ゆっくりとシャッターがしまり、うどんげの視界から消えていくお姉さん。 最後に彼女の口元が何か言っている様に見えたが、うどんげがとうとうその言葉を知ることは無かった。 光が遮断されると同時に、うどんげは何か甘いにおいに包まれ、静かに眠りに落ちていった。 201X年X月X日、日本航空宇宙開発局は、新たな小型実験衛星の打ち上げを発表。 より高度な遠隔操作技術実験のため、月軌道上を2週間周回の後、事前に決められた落下地点に墜落する予定。 前回の月探査衛星でも動揺の実験を行ってはいるが、更なる精度での落下計測を行う為に再度行うとの事。 また、生命維持装置などの耐久実験も行うとされている。 201X年X月Y日、日本航空宇宙開発局は、衛星制御及び装置耐久実験が成功に終わったと発表した。 目標地点より誤差100m以内への落下が確認され、関係機関は大きな関心を寄せている。 ―――蓬莱が撮影した問題の映像には、月面を動き回る何者かの影が映ってた。 その姿はウサギの耳をつけた幼い女の子の容貌であったという。 生命が存在するはずのない月面上に、それも人型の生き物がいるなどあってはならない事。 世界の混乱を恐れ、彼らはすぐさまその映像を隠蔽した。 だが本当に彼らの目的は、常識を守るためだけだったのだろうか……? 貴方が信じようと信じまいと――― 今も静かな海の何処かで、一匹のうどんげが寂しさに泣いているのである。 =============================================== 書いた人:かりすま☆れみりゃ ゆっくりいじめ系1989 ゆっくりいじめ系2006 ぱちゅりーと鉄塔 ゆっくりいじめ系2011 満月の夜とひとりぼっち ゆっくりいじめ系2034 紙のさくやさくや ゆっくりいじめ系2092 はじめてのチュウ ゆっくりいじめ系2222 7本の稲荷寿司を捜し求める虐待お兄さんと愛と勇気のヌビビビンビドゥ ゆっくりいじめ系2432 SSがあっぷされるまで ゆっくりいじめ小ネタ366 爆裂資産
https://w.atwiki.jp/bambohe/pages/396.html
「高菜、食べてしまったんですか!!!!????」。多分、僕の口の周りに微妙に唐辛子の味噌がついていたのだろう。はい、食べました。美味しかったです。と答えた。すると、「うちの店は初めてですか?(答える間もなく)何故高菜を食べたんですか? スープを飲む前に何故高菜を食べたのですか? ルールがあるじゃないですか。まずスープをというルールがあるじゃないですか!」と18センチのまま一気にかましながら、持ってきたラーメンを手放さずにこう言った。 「これをお出しすることは出来ません。マナーに反する人はお帰りください」。唖然とした。「だってここに高菜が置いてあるから、食べちゃいけないなんて書いてないから食べました。じゃあ、今から水を飲みまくりますよ。で、口の中を洗いますよ。それでも駄目なんですか?」と訊ねたら、また同じことを言われた。 長男を見たら、長男は「あちゃー」という顔で奥でもじもじしている。そっか、わかった。次は旦那さんだ。3秒ほど無表情で見詰めたら、反応があった。「お客さんは酒を呑みますか? 利き酒って知ってますか? 利き酒をする前に高菜を食べますか? そういうことです。そんな神経の人に食べてもらっては困るのです」。 ここでまた奥さんがかまし始める。「うちは看板も出さずに必死にやっているのですよ。スープを認めてくれないなら、やっていけないんですよ。唐辛子が口の中に入っていたらまともにスープを味わってもらえないじゃないですか? そんな人にスープを呑んで味を判断されたら、もう終わりなんですよ、はぁーはぁーはぁっ」 関連項目 高菜ゲーム ラーメンコピペ 外部リンク 出典ブログ
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/561.html
木の根元に作られた巣の中で、ゆっくりの子供達が遊んでいる。 4匹居るれいむはゆーゆーと音程を無視した歌を歌い、 2匹居るまりさはそう広くない巣の中でぐるぐると追いかけっこをしている。 前を跳ねるまりさが息を上げて速度を落とすと、追いかけて来たまりさが後頭部にのしかかる。 逃げようとする動きと押さえつけようとする動きが、次第にすりすりへと変わって行き じきに満足したまりさ達は走り混んだ疲れからぽてっと座ると、空腹を訴え始めた。 「ゆぅ、おなかちゅいたよ!」 「ごはんたべちゃい!」 子供達はまだ赤ちゃんゆっくりより少し大きいくらいのサイズで、 体内に栄養を多く溜め込んで置くことが出来ない。 加減を知らず遊びたいだけ遊んだまりさ達の体力は、 既に放っておけば命にかかわる所まで消費されていた。 「ゆゆ…でもごはんがにゃいよ?」 「おかあしゃんがごはんをとってくりゅよ、がまんしちぇね」 「がみゃんできにゃいよ! ゆあ゛ぁぁぁぁん!」 体力を温存しようとせずに騒がしく泣き出すまりさに、つられてれいむ達の目にも涙がこみ上げてくる。 この巣には食料の備蓄が無く、小さい子供は外に生える草の存在を教えられていない上 危ないので巣から出ないよう親から強く言われている。 何の打開策も持たない子供達は、ただ泣くことしか出来ない。 子供達の泣き声の合唱が巣の外にも漏れて聞こえ始めると、程なくして1匹のゆっくりが飛び込んできた。 「ゆっ! ゆっくりかえってきたよ! ゆっくりなきやんでね!」 「ゆうっ! おかあしゃんおかえりなしゃい!」 「ゆあぁぁん! おにゃかしゅいたよ!」 「ゆっくりごはんたべさしぇてにぇ!」 「ゆ! ゆっくりたべてね!」 帰ってきたゆっくりを見るなり子供達は泣き止み、すぐにごはんの催促を始める。 催促を受けた母親、成体のゆっくりれいむが膨らんだ頬からゆべぇ、と食料を吐き出すと 子供達が群がり見る見るうちに平らげていく。 「がつがつ、むっちゃむっちゃ! がつがつ、むっちゃむっちゃ!」 「ゆっ! まりしゃばっかりじゅるいよ! れーみゅのぶんものこしちぇね!」 「「むっちゃむっちゃ、むっちゃむっちゃ!」」 走り回って体力を消費していたまりさ達は一心不乱にがつがつと食い漁り、 取り分がなくなっては困るとれいむ達も競うように掻き込む。 まりさ種と比べ狩りが得意ではなく、物を運ぶ手段も口に含むしかないれいむが持ち帰った食料は 6匹の子供に食べさせるにはまったく足りていなかった。 「ゆゆっ、もっとたべちゃいよ! ごはんちょいだいね!」 「おかーしゃんごはんちょうだい!」 「じぇんじぇんたりにゃいよ!」 「ゆっ、す、すぐとってくるからゆっくりまっててね!」 次々と不満を漏らす子供達に、親れいむはまた狩りに出かけて食料を取ってくると伝え 全然ゆっくりすること無く巣から飛び出して行く。 この家族は片親だった。数日前巣にやって来た人間が親まりさを連れ去ってしまい、 それまで親まりさが担当していた食料集めを親れいむがしなくてはいけなくなった。 その結果、親れいむが狩りに出ている間に子供達を見る者がいなくなると、 体力の温存を考えられない子供達は疲れきるまで遊び、 親が残していた備蓄を2日もせずに食い尽くしてしまう。 親れいむは巣と狩場を1日に何往復もし、夜が来たら泥のように眠る生活を続けていたのだった。 親れいむが再び狩りに出かけ、残された子供達が少しだけ回復した体力を また遊びで消耗しようとし始めた時、巣の入り口の偽装ががさがさと外され 人間がぬっと顔を覗かせた。 「ゆゆっ?」 「やあ、ゆっくりしていってね」 「「ゆっくりしていっちぇね!」」 子供達が本能からの挨拶を返すと、人間は入り口の前に ゆっくりの入った透明な箱を移動させ子供達に見せる。 「ゆゆっ! おとーしゃん!?」 「ゆっ! ゆっくりあいたかったよ!」 箱の中に入っていたのはこの家族の父親役であるゆっくりまりさだった。 この箱を持ってきたのは数日前に親まりさをさらって行った人間なのだが、 その時巣の奥に隠れていた子供達は人間の姿も見ておらず、声すらも覚えていない。 「それじゃあお父さんを中に入れるよ」 「あぶないからゆっくりはなれてね!」 「「ゆゆっ」」 人間が箱を巣の中に押し込み、まりさの顔が巣の外側を向くように回転させると、 箱を巣の中の壁に少し寄せて手を離した。箱に轢かれないよう離れていた子供達も、 箱が止まったと見るやわらわらと集まり親まりさとの再会に顔を輝かせる。 「ゆっ! おうちにかえしてくれてありがとう!」 「「ありがちょう!」」 「ああ、良かったな」 親まりさが人間にお礼を言うと、子供達も揃ってお礼を言ってくる。 ほほえましい光景に人間が満足げに微笑んでいると、 1匹の子れいむが箱に入ったままの親まりさに疑問の声を上げた。 「ゆ? にゃんでおとうしゃん、そこからでちぇこにゃいの?」 「ゆゆっ?」 「ゆ、まりしゃおとーしゃんとすりすりしちゃいよ!」 「だ、だめだよ、すりすりはしたいけど、はこからでたらゆっくりできないよ」 スキンシップを望む子まりさからの要求に、箱から出ることを即座に拒む親まりさ。 ゆっくりから見ても異常な姿に、子供達の間に動揺が広がる。 「ゆっ? …でもおとうしゃん、うごきにくそうだよ?」 「だいじょうぶだよ、このはこのなかはすごくゆっくりできるよ」 「ゆゆっ?」 親まりさの入っている箱は前後の幅と高さに若干の余裕があるが、 左右の幅が成体ゆっくりの幅よりも若干短い。 親まりさは左右の壁から挟まれて若干変形し、中での方向転換すら 出来なさそうであるが、それでもゆっくり出来ると言う。 ゆっくり出来ると言う言葉に、子供達は目をキラキラさせながら箱の回りを跳ねて 入り口を探すが、四方の壁に子ゆっくりが入れるような穴は無い。 親まりさの背面の壁に蝶番と取っ手があり、引けば開くようになっているが 子ゆっくりの高さでは取っ手を掴む事が出来ず、また使い方もわからないようだ。 「おとーしゃんばっかりじゅるいよ、まりしゃもゆっくりしたいよ!」 「れーみゅもゆっくちちたい! にゃかにいれてにぇ!」 「ゆゆっ、このはこのなかはまりさでいっぱいだよ!」 子供達が揃って、ぷくっと頬を膨らませた所で、 ずっと様子を眺めていた人間がここぞとばかりに声を掛ける。 「ゆっくり出来る箱に入りたいのかな? 箱ならいっぱいあるよ」 「ゆっ! はこしゃんちょうだいね」 「まりしゃもほしいよ!」 「よし、それじゃ入れてあげるから、ゆっくり並んでね」 「ゆっきゅりならぶよ!」 並ぶよ!と言いながら我先にと一気に跳ねてくる子供達をひょいひょいと摘み上げると、 天井の板が無い子ゆっくりサイズの箱に次々と入れて行く。 この箱は親まりさの物とは違い、背面に蝶番で開くドアが無いが 前後、左右共に若干の余裕がある広さで方向転換くらいなら可能である。 「ゆゆっ、ひんやりしちぇきもちいいよ」 「ゆっきゅりできりゅね!」 6匹の子供達全員を箱に入れると、開いた天井にぴったりなサイズの透明な板を乗せて行き、 手のひらでしっかりとはめ込み蓋をして巣の中に戻してやる。 全員を横一列に並べて、親まりさと同じように巣の外側を前面にしてあげると、 最初はひんやりとした壁に頬をつけて楽しんでいた子供達も圧迫感を訴え始めた。 広さに若干の余裕があるとは言え、飛び跳ねれば天井に頭をぶつける程度には狭いのだ。 「ゆゆ、せまいよ、おしょとにだしてにぇ!」 「ゆっくりできにゃいよ!」 「そう言ってるがまりさ、箱の外に出たいか?」 「ゆっ! でたくないよ、はこのなかのほうがゆっくりできるよ!」 「「ゆゆっ!?」」 自分達の箱よりも窮屈そうで、左右の壁に若干潰されているのに 平然とゆっくり出来ると言い放つ親まりさに、驚きの声を上げる子供達。 「お父さんはこんなにゆっくり出来てるのに、これくらいでゆっくり出来ないなんて 君達はゆっくり出来ないゆっくりなのかな?」 「ゆゆ、そ、そんにゃことにゃいよ!」 「れーみゅはゆっくりちてるよ!」 「そうだよ、はこのなかはとってもゆっくりできるよ、ゆっくりりかいしてね」 「ゆ、ゆっくりできりゅ…?」 「ゆっくりりかいしゅるよ…」 子供達は人間と親まりさ両方から否定されて困惑してしまう。 「いやー、まりさは本当にゆっくりしてるね」 「ゆっ、このなかでゆっくりできないなんておかしいよ!」 「本当に素晴らしいゆっくりだ、ゆっくりゆっくり」 「ゆっ! まりしゃもゆっくりしてりゅよ!」 「れーみゅだってゆっきゅりしちぇるもん」 目の前で繰り広げられる、箱の中はゆっくり出来ると言う胡散臭い会話に 子供達もゆっくり出来ると思い込んで行く。 その様子を見た人間は、「それじゃ、ゆっくりしてってね!」と言い残すと そそくさと立ち去って行った。 突然の行動に後に残された子供達は呆然とするが、親まりさが目を細めて ゆっくりしているのを見ると、自分達もゆっくりして母親の帰りを待つ事にした。 * この親まりさが箱の中でゆっくり出来ているのは、数日前に連れ去られた 人間の家での生活に起因している。 家族の元に返せと喚くまりさを連れ帰るや否や、背面にドアの開いた透明な箱に押し込むと、 まりさは窮屈な箱の中でずりずりと後退し、背中でドアを押し開けて箱から出ようとする。 「ゆぐぐ…ひどいよ! ゆっくりあやまっべぇっ!!?」 まりさが箱の外に出たら、木製のパドルで頬を叩く。 薄く平べったい板状のパドルは、叩いた力が広く分散する為皮も破れず 致命傷にはならないが、大きな打撃音と皮の表面に残る痛みがまりさに恐怖を植えつける。 「ゆびゅ、やめべっ、やめでべぇっ!」 パアンパアンと数回頬を叩いてから箱の中に押し込んでやると、 しばらくはパドルを恐れて箱の中で震えているが、まりさの視界に入らない位置に移動すると 「そろーり、そろーり」と声を上げながら脱出を試みる。 そうして箱から出る度にパドルで頬を叩いては箱に押し戻し続けると、 箱の外ではゆっくり出来ない、と言うトラウマがまりさの餡子に刻み込まれる。 それと同時に、箱の中ならゆっくり出来る、と言う記憶も植えつけてやる。 箱の前面の下側、まりさの口の前には横にスライド出来る小さな窓があり、 内側にだけ取っ手が付いている。舌を使って窓を開ければご飯が食べられる事を教え、 実際にくず野菜を与えてやる事で、野生では味わえない食事にまりさは涙する。 「むーしゃ、むーしゃ…しあわせー!!」 箱の外に出れば痛い板で叩かれる、と言う恐怖とのギャップから、 おいしい食事を食べられる箱の中がゆっくりぷれいすであると、まりさの餡子に強く印象付けられた。 元居た巣では備蓄した食糧が無くなり、親れいむが餌集めに奔走している間、 まりさは安全な箱の中でゆっくりした生活を満喫していたのである。 * 「ゆっくりおかえりなさい!」 「「ゆっくりおかえりなしゃい!」」 「ど、どうなってるの…?」 くたくたになりながら餌集めから帰ってきたれいむは、目の前の状況に困惑していた。 元々いい加減だった入り口の偽装は取り外され、巣の中では居なくなったはずのまりさと、 6匹の子供達が1列に並んで皆一様に透明な箱に入っている。 「ゆ! まりさ、どうしたの!?」 「ゆっくりかえってきたよ!」 「ゆゆ! どうしてみんな、はこにはいってるの!?」 「ゆっくりできるからいれてもらったんだよ!」 「「ゆっくりしちぇるよ!」」 「ゆ、ゆううっ!?」 一番端の箱に入っている親まりさに跳ね寄り、何があったのか聞くが ゆっくりに正確な説明を求めても、まずまともな返事は返って来ない。 つがいのまりさが帰って来たことは嬉しいが、あまりにも異常な事態は 親れいむの限りなく狭い理解の範疇を大きく逸脱していた。 「ゆゆっ、まりしゃおなかがしゅいたよ」 「ゆっきゅりごはんちょうだいね!」 「ゆ! まりさもごはんがほしいよ!」 満足のいく食事を取れていなかった子供達は、母親が持ち帰った食事の催促を始め、 親まりさもなんとなくで一緒に食事を求める。 母れいむも狩りに出た目的を思い出し、その場にゆべぇ、と餌を吐き出すと 子供達は餌に飛びつこうと跳ねるが揃って天井に頭をぶつけてしまう。 「ゆびぇっ! でりゃれにゃいよぉぉ!?」 「どうちたらいいのぉぉぉ!?」 「ゆっ! だいじょうぶだよ!」 親まりさの上げた声に子供達がそちらを見ると、まりさは箱の前面にずりずりと近づき 板の下方にある小さな取っ手に舌を引っ掛け、食事用の窓をスライドさせて開ける。 「こうすればごはんをたべられるよ、ゆっくりあけてね!」 「ゆっ、ゆっくりりかいしちゃよ!」 見れば子供達の箱の前面にも、親まりさの箱と同様に小さな窓があり、 内側に付いた取っ手で開けられるようになっていた。 親まりさは子供達が窓を開けたのを確認すると、 「ゆ! れいむ、ゆっくりごはんをもってきてね!」 と親れいむに声を掛ける。れいむも状況を理解しそれぞれの箱の窓の前に食事を運びだした。 食事用の窓が開くとは言え、箱自体を動かせない為近くまで食事を運ばないと食べられないのだ。 「「むっちゃ、むっちゃ、ちあわちぇ!」」 「むーしゃ、むーしゃ…」 子供達は遊んで体力を消耗する前に箱に詰められた為それなりに満足し、 親まりさもくず野菜と比べると味は落ちるがそこまで空腹でもなかった為、 眉をひそめながらも苦情は言わない。 人間の家での生活で、餌を持ってくる相手に苦情を言うと お仕置きをされると理解していたからである。 親れいむは子供達が問題なく食事を取れる事に少し安心し、また親まりさの帰還に胸を撫で下ろした。 狩りの上手なまりさが帰って来たので、後は箱から出せば前の生活に戻れる。 箱が絶対に開かない可能性など、れいむの餡子には浮かんで来なかった。 「ゆっ、まりさがかえってきてよかったよ」 「ゆ、まりさもかえってこれてうれしいよ!」 「それじゃ、つぎからはまりさがかりにいってね!」 「ゆゆっ!? はこのそとはゆっくりできないよ!」 「なにいってるの? ゆっくりしないではこからでてね!」 連日の狩りの疲れからストレスの溜まっていたれいむは、理解出来ないことを言い出す 親まりさにぷくぅと頬を膨らませ、出口が無いかと箱の回りを調べ出す。 広くは無い巣穴に一列に並んでいる為、箱と箱の間には成体が通り抜けられる程の幅がなく、 親まりさの箱の隣に居た子れいむの箱を押しのけながら親れいむは後ろに回り込んだ。 「ゆゆうっ!? お、おかーしゃんにゃにしゅるの…?」 「ゆ゛…ゆ゛え゛えぇぇぇぇん」 「うるさいよ! ゆっくりだまっててね!!」 「「ゆ゛っっ!?」」 「れ、れいむ、ゆっくりおちついてね?」 箱ごと押しのけられた子れいむは大きな揺れに怯え、 他の子供達も親れいむが発する険悪ムードに耐え切れず泣き出すが、 ストレスの溜まっていた親れいむは強く怒鳴りつけてしまう。 「ゆっ、はやくでてきてね!」 「ゆゆっ、あけないでね! ゆっくりできないよ!」 親まりさの箱の背面にドアを見つけた親れいむが、取っ手に舌を絡めてドアを開けると 背中に空気の流れを感じたまりさは落ち着けない様子で怯えだす。 一向に出てこようとしないまりさの様子にれいむは痺れを切らせ、 まりさの長い髪に噛み付いて引っ張り出した。 「ゆ゛っ、ぐり、ででぎで、ねっ!?」 「やめでぇぇぇ! いだいのやだぁぁぁぁぁ!」 木の板で叩かれる恐怖が蘇った親まりさは、ただでさえ狭い左右の壁に 突っ張るように体を変形させ、箱から引っ張り出されないよう抵抗する。 「いだい! いだい! ひっぱらないでねぇぇ!?」 「いだいなら、ででぎでねぇっ!?」 親まりさも親れいむも、どちらも全く引かず力比べを続けていると、 まりさの頭部がめりめりと音を立てはじめる。 「ゆ゛っ!? や゛めでね? や゛め゛ぎゃぁぁぁぁぁっ!!!」 「ゆべっ! ゆゆ…ま、まりざぁぁ!?」 引っ張られる力に耐え切られずに、親まりさの後頭部がびりっと音を立てて裂けると、 急に抵抗が無くなった為親れいむは後ろに勢い良く倒れる。 痛がりながら起き上がった親れいむが見たものは、まりさの後頭部に出来た大きな裂け目と そこからぼとぼととこぼれる餡子であった。 子供達も絶句し、目と口を一杯に広げてぶるぶると震えている。 「ど、どぼ、じ、で…」 「まっ、まりざ、まりざ!」 裂け目から勢い良く餡子を漏らし、まりさは痙攣しながらぱくぱくと口を開閉させる。 親れいむは慌ててまりさに近寄るものの、おろおろするばかりで何も出来ないまま、 まりさは動かなくなってしまった。 一部始終を見ていた子供達も、目の前で繰り広げられた親同士のゆっくり殺しに 盛大に泣き出してしまう。 「おとーしゃぁぁぁぁん!」 「ゆ゛あ゛ぁぁぁぁん!!」 「おきゃあしゃんのばきゃぁぁぁぁぁ!」 「おかーしゃんにゃんておかーしゃんじゃないよぉぉぉ!」 「ゆ……ゆ……」 自分でつがいのまりさを殺してしまったれいむは、辛い狩りから開放される喜びから一気に突き落とされ、 子供からの罵倒に反論することも出来ず、白目を向いて気を失う。 散々泣いた子供達も次第に泣き疲れて眠り、騒がしかった巣からは寝息だけが聞こえるようになった。 数日が経過したが、巣の中は散々なものだった。 一際大きな箱には後頭部の裂けたまりさの死体が放置されており、 6匹居る子供は全て、ほとんど空間に余裕の無い箱に閉じ込められている。 「ゆっくりいってくるよ」 「……」 既に偽装が外しっぱなしになっている入り口から、親れいむがとぼとぼと出て行く。 子供達は目の前で親まりさを殺した親れいむに一切口を効いてくれなくなり、 代わりにじっとりと恨みのこもった視線を返して来るのみである。 食事だけは窓を開けてもくもくと平らげるが、しあわせー!の一言も無い。 元々母性の強いれいむは、パートナーを失った上で子供まで捨てることが出来ず、 前以上に疲れを感じる狩りの連続に体力だけでなく、希望もすり減らして行く。 幸い子供達は無駄に体力を消耗する遊びすらも出来ない為、 狩りが上手ではないれいむでも食糧難に陥る事は無くなったが、 順調に成長して行く子供達の体は、もう狭い箱の中で余裕が無くなっている。 このままでは子供達がゆっくり出来なくなる。 餡子の中に何か恐ろしい考えがよぎるが、ゆっくりの頭では どのようにして子供がゆっくり出来なくなるのか具体的な想像が出来ず、 れいむは餡子内に広がる焦りを払うようにぶるぶるっと震える。 「ゆ…ゆっくりかえるよ!」 頬に食料を溜めたれいむは、何かに追われるように家路を急ぐのだった。 おわり。 その他の作品。 ゆっくりいじめ系791 ゆっくりと瓶 (fuku2335.txt) ゆっくりいじめ系813 赤ちゃんのお帽子 (fuku2368.txt) ゆっくりいじめ系822 ドスの中身 (fuku2386.txt) ゆっくりいじめ系851 どちらかのお帽子 (fuku2437.txt) ゆっくりいじめ系873 べたべたのお肌 (fuku2467.txt) ゆっくりいじめ系940 三角の頭巾 (fuku2628.txt) ゆっくりいじめ系1026 ゆっくり宅に挨拶 (fuku2789.txt) ゆっくりいじめ系1027 ゆっくりの救急車 (fuku2790.txt) ゆっくりいじめ系1062 甘い言葉 (fuku2852.txt) ゆっくりいじめ小ネタ151 みょん語体 (fuku2670.txt) お帽子の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/826.html
最終地獄 12KB ※ 宣伝 『ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの?』 のおまけ的なSSです /宣伝 ここ、泥輪町には、『ゆっくり清掃工場』に並び、ゆっくりを利用した画期的な施設がもう一つある。 これはガチで世界初の施設だ。 世界中が注目していると言っても過言ではなかった。 『ゆっくり清掃工場』を中破せしめた大地震も、この施設には傷一つ与えることすら叶わなかった。 それはつまりどれだけ予算が投じられ、災害対策が成されているという事なのだが、 途方も無いほどの巨額がこの施設に投じられたという事を物語っていた。 では、その施設がどのような役割を果たすのか、少し見てみよう。 最終地獄 ~または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか~ 深く、深く、地下深く。 施設内。 ある一人の男が、無人の通路を歩いている。 その表情は――見えない。 男は防護服を纏っていた。それも、凄まじく厳重なものを。 通路の奥深く、そこで彼は一旦止まる。 目の前には重厚極まりない鉄――何かしらの金属――の扉があった。 懐からカードキーを取り出し、通し、12ケタの暗証番号を入力する。 それで漸く、扉は開くのだ。 扉に備えられたバルブが自動回転し、ゆっくりと大気を吹く。 調圧完了。 1~2メートル程の分厚さを誇る厳しい金属板が開いていく様は、なんとも壮観だろう。 ―――まるで核シェルターだな。 男は毎回、ここに来る度にそんな事をふと考える。 いや、間違ってはいないのだろう。 一つ違うとするなら、これは外からではなく内からの……… 扉が開ききった。男は考えを打ち切る。 部屋の中へと進む。 そこにはまた扉が。 更にその先には、もうひとつ扉が待ち構えているだろう。 三重の封印、そんなものが果たして必要なのかどうか。 あんなに可愛くて、安全……?なのに。 彼は時々そのことを疑問に思う。 ここまで仰々しい過程をこなさねば彼は「彼女たち」に出会う事は出来ない。 そういう決まりなのだ。 だが、それを苦と思った事は一度も無い。 なんたって、彼は「彼女たち」が好きでこの仕事を選んだようなものだからだ。 最後の扉が開く。 防護マスクの下で、最高の笑顔を浮かべながら――― 「ゆっくりしていってね!!!」 「うにゅ?」 「うにゅ!おにーさん!」 「おにーさんだ!」 「うにゅ!!ゆっくりしていってね!!!」 ここは、世界初の放射性廃棄物、その最終処分場。 通称「しゃくねつじごく」である。 「さぁみんな、ご飯だよ。沢山お食べ」 『うにゅーーーっ!!!』 おとこはおくう達に『ご飯』を振舞う。 勿論それはただの食料ではなく、それどころか世界でも有数の危険物質と呼べる代物だった。 青かったり、光ってたり、なんだかradっぽい石とか何とかかんとか。 とにかくそういう尋常の神経の持ち主ならば一度たりともお目にかかりたくないものを、おくう達は食べている。 それも幸せそうに。 男も幸せそう。 別に脳が放射線でやられたとかそういう訳ではない。 単純におくう達の姿を微笑ましく眺めているのだ。 ここでもう一つ追加設定。 ゆっくり達が無生物ならばなんでも餡子に変換することはもう前作とかで散々に挙げた。 そして、特定のゆっくりには好みというものが存在するのだ。 例えば、ゆっくりもこう。 彼女は主に焼き鳥と灰を好んで食べる習性がある。 他にも、ゆっくりひなは不幸、というか厄、ゆっくりにとりは機械(をバラす)、ゆっくりめでぃすんの毒物。 ありすのとかいは、ぱちゅりーの本好き、ゆうかの植物を栽培する、といった行動もこの好みの範疇とされる。 (あと、てるよふは怠惰が好物で、よく惰眠を貪っている、なんつって) そしてこのゆっくりおくうは、核燃料、あるいは廃棄物を好物とするのだ。 おまけに放射能などはほぼ消える。 とんでもない厨ゆっくりである。 「お兄さん、いつもごはん、ありがとね」 「いや、お礼なんていいんだよ。好きでやってるんだし」 そう言いながら彼の横にちょこんと腰かけ、何やらヤバそうな物をパクついているのは、 胴付きのゆっくりおくう(以後、彼女をうにゅほと呼称する)。 1000匹にもなるこの部屋唯一の胴付きゆっくりである。 彼は微笑みながらその様をじっくりと鑑賞する。 実際好きでもないとこんな仕事やってられないだろう。 「………お兄さん、ちょっと……食べてるの見られると、はずかしい、かも」 「あっ、ごめん!あっち向くから!ゆっくり食べててね!」 「ん、ありがと……ごめんね」 放射能が飛び交う中でラブコメじみた会話を繰り広げるふたり。 『うーにゅ、うーにゅ、しあわせー!!!』 ぺかー 「おお光った、綺麗だなぁ」 クァンタムな食料を咀嚼、訂正、飲み込み、喜びの声を上げるおくう達。 その身体からはなんとも綺麗な、チェレンコフっぽい青い光が漏れ出している。 綺麗の二文字で済ます辺り、この男、神経ぶっといなぁ、である。 元々彼は、ゆっくりおくう種が病的なほどに好きだった。 それが高じて、原発職員――当時からおくう種は原発で利用され始めた――に就職したほどだ。 幸せだった。例えようも無く幸福だった。 ガラスの向こう、遠くから眺めるゆっくりおくうの姿。 それだけで毎日胸が高鳴っていた。 そこに振って湧いた最終処分場「しゃくねつじごく」の話。 1000匹単位のゆっくりおくうと(防護服越しに)触れ合えるなんて。 右を見ても左を見ても上も下もおくうだらけ。 一も二も無く彼は飛びついた。 狂喜して他の職員から仕事を奪い、毎日こうしてうにゅほと会う始末である。 ついでに、此処「しゃくねつじごく」では副業的に、 原発の真似事、つまり原子力発電も行われている。 「副業でやるもんじゃねぇだろソレ」とかツッコミが入りそうであるが、そんなもん知らん。 ………泥輪町がゆっくり清掃工場だの、放射性廃棄物の処分場(兼原発)だの、 バイオハザードかクライシスパニックでも引き起こしたいかのような施設ばっかり建ててるんだ、 という疑問には答える事は出来ない。 ぶっちゃけるならそういう設定だからだ。 こまけぇこたぁ(ry それにそのお陰もあってか、泥輪町、ひいては虹浦市には莫大な補助金が下りている。 「……で、『この家には囲い(サークル)が出来たのかね?』って上司が言ったんだよ。 そこで僕は答えたね。 『へぇ、そいつはSir Cool!(かっこいー)』ってさ」 「……う、うん…………あの、お兄さん?」 「うん?」 「このまえ言ってた、ゆーえんちのこと、教えて?」 「うん、いいよ。えっとね、遊園地ってのは………」 彼はうにゅほに毎日こうして、食後に外の世界の出来事を教えている。 そうして欲しい、と、うにゅほにせがまれたからだ。 彼女とおしゃべりできるのは彼にとって至上の喜びであり、断る理由など一つもないため、 出来得る限りの話題を毎日探しては話している。 「そんで、ジェットコースターってのが酷くアクロバティックな乗り物で………あ」 男の左腕、そこに巻かれた時計が鳴る。 これは合図だ。残酷な合図。 「………今日も、これでおしまい?」 「……うん、ごめん」 酷く悲しげなうにゅほの顔を正視しきれずに、俯きながらも肯定する。 一日につき1時間、それが彼にとってうにゅほと一緒に居られる時間だった。 それももう、過ぎ去ろうとしている。 「これ以上は規定で罰則になっちゃうから。 本当に、ごめん。 ………明日も、絶対来るから……それじゃ」 「……まって、お兄さん!」 謝り立ち去ろうとする男の防護服を、うにゅほが掴んだ。 くしゃりとよれる程度の、非力な握力。 しかしそれは、男を引き止めるには十分すぎるほどだった。 「………ほんとうに、明日もきてくれる?」 「もちろん、約束するよ」 そっと、彼の背に頭を預けるうにゅほ。 防護服というどうしようもない隔たりを介して、うにゅほの体温が伝わる。 脱ぎ捨てたい。 こんなもの脱ぎ捨てて、彼女を抱きしめてやりたいと、男の脳裏に衝動が走っていた。 「……ごめんね、わがまま言って。お兄さん、私とのやくそくやぶった事ないもんね。 …………嫌だったよね、お兄さん」 「嫌じゃない!」 思わず、叫んでいた。 振り返り、少ししゃがみ、うにゅほの肩を掴む。 「うにゅっ」と彼女は少し怯んだようだが、関係ない。 兎に角、想いをぶつけてやる。 後悔はその後だ。 「僕は嫌だと思った事なんて一片も無い! 僕がこんな場所まで来る理由、それは君達に、いや、君に会う為なんだ! そうでなけりゃ元からここの職員になろうとすらしなかった!! いいかい、僕は、君が好きなんだ! 分かったら二度とそんな事を言わないでくれ!」 「え………あ……う、うん………」 一言ずつ喋る度に、うにゅほの顔が赤く染まっていく。 防護マスクに遮られてよく見えないが、きっと彼も似たようなものだろう。 だが収まらない。 この程度では収まるはずも無かった。 うにゅほの額に、マスクをぴたり、とつける。 特に意味は無いが、気持ちの問題だ。 そっと、彼女にだけ分かる程度の声で話しかける。 「…………いつか絶対、君を此処から連れ出して見せる。 今は無理だけど、いつか、絶対だ。 だから、それまで我慢しててくれ」 「……え………?」 うにゅほの瞳が、驚きに見開かれる。 今まで思いつきすらしなかった外への想い。 それを彼は連れ出してくれるというのだ。 じんわりと、胸から何か温かいものがこみ上げてくる。 「……えっ、あぁっ!? 泣いてるっ!!? ご、ごめん、僕、君の事を考えずに、勝手に……」 「………ううん、ちがうの、お兄さん………」 とは言っても、涙は止まらなかった。 ぽろぽろと、透明な雫が落ちていく。 慌てふためく彼に、出来る限りの笑顔をのせて、 「嬉しいの。ありがとう、お兄さん」 うにゅほはそう囁いた。 「うにゅー、おにーさん、いっちゃうのー?」 「ばいばーい」 「またきてねー」 「それじゃ、お兄さん。また明日。 ………やくそく、忘れちゃやだよ?」 「HAHA、任せなさい。 明日また君達の元に必ず参上します、ってね。 ………いかん、もう時間ギリギリだ」 再び開いた扉に身を挟んで、男は今日最後となるおくう達との会話を交わす。 見送りには1000体のゆっくりおくう(と、それなりの量の残留放射能)。 彼にとっては名残惜しい。 また明日の同じ時間を夢見て、職務に復帰しなくてはならない。 「よっし、それじゃ、また明日。 ………うにゅほ、さっき言ったこと、本気だからな。 ちゃんと考えててくれよ」 「…………うん、お兄さん」 「うにゅ?」 「うにゅほ、さっきいったことってなにー?」 「おくーたちにもおしえてー」 ぴょんぴょんとうにゅほに群がるおくう達。 もちろん、その程度で彼女が喋る事は無かった。 少しずつ、扉が閉まっていく。 「………あのっ、お兄さん!」 「えっ、あっ、何!? もうすぐ扉閉まっちゃうよ!!」 もうほぼ完全に扉が閉まりかけた頃、うにゅほは弾かれるように声を上げる。 反射的に声を返す男。 「あの、ね………えと、お別れの、ごあいさつ。 …………わたしと、ふゅーじょん、してね?」 「ああ、挨拶かっ!しまった忘れてた! OK、うにゅほ!えっと、なんだっけ? フュージョン承認!それどころかファイナルフュージョン承認!勝利の鍵はきm」 扉は閉まった。 (はぁ………鬱だ、これからまた通常業務か………) とぼとぼと、無人の通路を歩いて帰る男。 その顔には覇気が無い。 それどころか、夢も希望も失くしたような顔つきだった。 (あ~嫌だ嫌だ、もっとゆっくりしたかったよ……違う、おくう達と戯れていたかった……) テンションはダダ下がり、イケイケモードの真逆、鬱々モードだ。 彼にはおくうたちと会う、それ以外の業務は苦痛でしかない。 23時間後までこの調子が続くだろう。 (………それにしても、言ってしまった。 我ながら、なんと大言壮語を吐いたものか) うにゅほに言ったことを反芻する。 今更ながら、少々の気恥ずかしさに悶える男。 だけど相手もまんざらじゃなさそうだったので兎に角良かったとしか言いようが無い。 2~3時間ごとに思い出して喝采を叫んでも良いくらいだ。 彼には実際の権力として、「さいしゅうじごく」内のゆっくりをどうこうする力は無い。 ただし、それは今のうちだ。 これからもっともっと出世して――あるいは裏工作でもしようか――いかねばならない。 それがうにゅほの為になるのだから。 (………ところで、あの挨拶は一体なんだったのだろう?) 思い返す。 今日の最後、うにゅほに言われた挨拶を。 ………フュージョンしてね、だったか? 今までそんな事は言われたことが無かった。 (フュージョン……合体……もしや、エロい事? おいおいおいおい何だそりゃあ色々漲ってきてしまうんですけど) 余計な妄想を滾らせ、挙動不審となる男。 結局その日は無駄なことを考えすぎて、仕事は(いつも通り)手につかなかった。 出世の決意も空回りである。 ちなみに。 彼の推測は当たらずとも遠からず、という所だ。 ゆっくりおくう種の「ふゅーじょんしてね」、という言葉は、 ゆっくり間の「すっと一緒にゆっくりしたい」という言葉とほぼ同義である。 つまり、彼はうにゅほからプロポーズを受けたわけなのだが。 悲しいかな、無知は罪。 女の方から告白させておきながら、一向にそれを知る由も無い男なのであった。 余談。 元々ワーカホリック気味(限定)だった彼は、この日を境に完璧なそれへと移行。 仕事仲間から「自殺志願者(仕事的、被爆的な意味で)」の称号を頂き、出世街道を驀進する。 人間とゆっくりという種族的、倫理的、そして何よりも核融合的な境を乗り越えて、 彼が本懐を果たすのは数年後の話となる。 おわり * * * * * 愛する二人を引き離すとは、何と残虐、非道、そして悲劇的なのでしょう! これは疑う余地も無く、紛う事なき虐待SSですね!! ………うん、ごめん。 元々は『どうしてそう思ったの?』のおまけ扱いだったのに、長くなったので分割しました。 最終処分場しゃくねつじごく、略して最終地獄。 byテンタクルあき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 2 散歩した春の日に ふたば系ゆっくりいじめ 3 ちょっと鴉が多い街のお話 ふたば系ゆっくりいじめ 22 伝説の超餡子戦士 ふたば系ゆっくりいじめ 38 とある野良ゆっくり達の話 ふたば系ゆっくりいじめ 46 散歩した5月の日に ふたば系ゆっくりいじめ 48 ゆうかにゃんと色々してみよう! ふたば系ゆっくりいじめ 128 れいむとまりさがだーい好き!! ふたば系ゆっくりいじめ 136 つむりはとってもゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 324 散歩した秋の夜に 無かったことにしたい -ふたば系ゆっくりいじめ 343 湯栗学園にて ~教師・背徳編~ 無かったことにしたい ふたば系ゆっくりいじめ 372 新世代清掃工場 ふたば系ゆっくりいじめ 385 どうしてそう思ったの? ~おまけ~ 愛するワイフ(うにゅほ)との結婚の果てに、多量のγ線を浴び、緑色の巨漢へと進化した男! 「…Who s Next…」 対するは、ゆっくりやまめに異常な偏愛を向ける、新キャラの男B! 「ゆっくりと人の愛の絆を守る男、スパイ○ーマッ!!!!」 ふたりの超雄が(特に理由もなく)激突する! 次回、「マーヴゆ・ヒーローズ」!! ご期待ください!!! (嘘です。期待しないでください) テンタクルあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 完全にハルクになっちゃったじゃないですかー!! すげぇ・・・ -- 2014-08-01 10 18 34 この部屋にでいぶやゲスまりさいれてみたらどうなるかなwww -- 2014-05-28 20 50 51 俺福島県民なんだけどこれからは原発には無数のうにゅほがいるんだと思うわ。うにゅほの出した放射性物質だと思っとく…ちょっと萌え -- 2013-05-02 18 42 01 泣いた -- 2013-03-09 02 46 06 ↓そうだよな、今じゃ不謹慎で叩かれるし・・・傷跡は未だに残ったまま・・・ -- 2013-01-23 04 20 22 地震と放射能か・・・こんな話を気にせずかけた時代が懐かしい -- 2011-09-26 22 59 58 かっこいいんだか馬鹿なんだか…… -- 2011-08-16 12 22 29 やだ…カッコイイ/// -- 2010-11-03 22 50 28 やったー!お兄さん、カッコイー!! -- 2010-06-30 06 29 48 期待しちゃったよ!! そして、こういう作品は好きだ! -- 2010-06-10 01 03 19 でめたしでめたし -- 2010-05-25 20 32 32
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/592.html
※たぶん実験系的な何か ※髄所に実験としておかしいところがある ※あとがきが長い ① 実験内容 狭い水槽の中にいるのは4匹のゆっくり。 1匹は成体のゆっくりれいむ。 他に成体がいないところを見ると彼女がこの巣の主らしい。 残りの3匹は全員赤ゆっくりだった。 1匹はゆっくりまりさで、もう1匹はゆっくりれいむで、最後の1匹はゆっくりありす。 「おちびちゃん、ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」 この巣の主のかつてのつがいはゆっくりまりさ。 つまり、最後の1匹のゆっくりありすはれいむの本当の子どもではない。 れいむと仲の良い人間が彼女にありすを預けただけである。 「れーみゅ、ゆっくちー!」 「ゆゆっ!ゆっくちちてりゅよ!」 「ゆゆーっ!まりしゃもゆっくちちちゃいよー!」 しかし、3匹の赤ゆっくりの関係は非常に良好でこの家族にこれと言った問題はない。 彼女達は知る由もないことだが、同じ環境の水槽が5つ用意されていた。 いずれも大きさも、家族構成も、かつてのつがいも殆ど同じ。 ただひとつ違う要素があるとすれば、母親であるれいむの育った環境だけだ。 どの水槽もゆっくりの力では脱出できないようになっており、人間から与えられる餌が彼女たちの命綱。 その事はありす種の養育を素直に引き受けている点から、彼女たちもとりあえず理解しているはずだ。 ここまでは用意したゆっくりについて説明してきたが、ここからは実験内容について説明して行きたい。 実験はいたって簡単で、現在定期的に与えている食料をある日から大幅に減らし、その後彼女たちがどのような行動に出るかを観察する。 この実験の目的は幼少期の環境の親ゆっくりへの影響を調べることで、彼女達の性質を評価する際には3つの基準を用いる。 ひとつは合理性。これはより健康な個体に食料を優先して与えるなど、種を残すことを優先した行動を取るとこれが高いと判断する。 二つ目は従順さ。人間から預かったありすをどれだけ優先するかがこれを測る目安になると考えられる。 最後に利己的さ。これは自分の分の食料をどれだけ確保するかや、ありすへの扱いなどがこれを測る要因になるだろう。 ② 実験開始 1つ目の水槽のれいむは過酷な環境で弱い姉妹が次々死んでゆく中で生き延びた個体。 よって、彼女の気質は比較的厳しい自然環境の中で育ったゆっくりに近いものだと考えられる。 ゆゆっ!おにーさん、これじゃぜんぜんたりないよ!」 「「しょーだよ!ゆっくちできないよ!」」 「ときゃいはじゃないわ!」 「仕方ないんだ。しばらくこの量になるけど、我慢してくれ」 そう言ってれいむ達の言葉には殆ど耳を傾けず、さっさと水槽から離れた。 残されたれいむ達はすぐに抗議するのを諦め、少量の餌を皆で分け合いながら食べた。 内訳はれいむは若干多く、赤ゆっくり達はほぼ等量といったところ。 「むーしゃむーしゃ、しあわせ~!」 「でも・・・じぇんじぇんたりにゃいよ・・・」 「ゆぅ、ゆっくちできにゃいよぉ・・・」 かつて酷い飢えや恐ろしい外敵の恐怖に怯えながら生きてきたれいむは下手に動かず、余計な消耗を避けている。 が、食べ盛り赤ゆっくり3匹にとって突然の食糧難は相当辛いらしく、口々に不満を漏らしていた。 にもかかわらず、空腹感を忘れるために遊ぼうとするので、れいむはしぶしぶ動いて彼女達を叱りつける。 「おちびちゃんたち!こういうときはゆっくりするのがいちばんだよ!」 「「ゆぅ・・・でもぉ、ぽんぽんがゆっくちできにゃいよ!」」 「それでもゆっくりするんだよ!つぎのごはんさんまでゆっくりがまんしようね!」 母親の言葉をゆっくり理解した3匹は渋々その日は大人しくして過ごす事にした。 そんな彼女達に「おしゃべりはしてもいいよ!」と告げると、れいむはすやすやと寝息を立て始めた。 しかし、実はその日の食事があの1回でお終いだとはこの時のれいむが知る由もなかった。 翌日、早くもごく少量の餌しか貰えなかった彼女達の食料の配分に変化が現れ始める。 今日は母れいむの食料が赤ゆっくり1匹とほぼ等量になっており、一方で赤ゆっくり内の食事の量に明らかな差が見られた。 母れいむにとってその量は明らかない少ないが、意外と上に強い成体ゆっくりなら1ヶ月以上は間違いなく生きられるだろう。 れいむとまりさは母れいむより多いくらいの食料を受け取っていたが、ありすは母れいむよりも若干少ない。 「「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」」 「ゆぅ・・・みゃみゃ、ありしゅだけすくないわ・・・」 「ありすはれいむのこどもじゃないんだよ!おにーさんにおねがいしてね!」 れいむが人間から食料を貰うようになったのはありすを預けられるずっと前のこと。 つまり、彼女にとってありすを育てることはお世話になっている人間からの頼みを断れなかったに過ぎないのだ。 よって食糧難、それも人間がもたらしたものとなれば我が子を優先してしまうのはまあ、仕方のないこと。 「とってもゆっくちできちゃよ!」 「まりしゃはれーみゅとしゅーりしゅーりちてあしょぶよ!」 「ゆぅ・・・ぽんぽん、ときゃいはじゃないわ・・・」 結果、ありすと彼女以外の赤ゆっくりの様子にも明らかな差異が出始めた。 まりさとれいむは実験開始前ほど出ないにしてもそれなりに活発に水槽の中で遊びまわっている。 一方、ありすは先日母れいむに言われたとおりにただ何もせずにじっとしているだけだった。 「れーみゅ、しゅーりしゅーり!」 「まりしゃ、とってもゆっくちちてりゅね!」 2匹が楽しそうにはしゃいでいる傍らで・・・。 そんな日々が続く中で、ありすの食料は更に減らされ、やがて一切の食料が与えられなくなった。 それに比例するようにれいむとまりさは成長できるほどではないが、活発に動けるほど食料を得る。 「もっちょ・・・ゆっくちちたかっちゃわ・・・」 「ゆぅ!?おかーしゃん、ありしゅが!ありしゅがー!?」 「ゆっくちー!ゆっくちちてね、ありしゅー!」 やがて、空腹に耐え切れなくなったありすはずっとゆっくりしてしまった。 翌日以降、れいむ達に与えられる食料は再び大幅に減ることになった。 その量は恐らく昨日までの半分程度。 「おかーしゃん、おなきゃしゅいたよぉー!」 「れーみゅ、ゆっくちちたいよー」 「ゆっくりがまんしてね、おちびちゃん!」 何とか我が子を諌めようとするれいむ。 ありすがいた時のように誰かの食料を減らすと必ず家族の誰かが苦しむことになる。 その状況において、れいむはこれと言った手を打つことも出来ず、涙ながらに空腹を訴える赤ゆっくり達を慰めるばかりだった。 しかし、その翌朝に事件が起きた。 「ゆぅううう!もうがまんできにゃいよ!」 「ゆゆっ!まりしゃ、やめちぇね!れーみゅのごはんだよ、やめちぇね!」 「ゆゆっ!おちびちゃん、ゆっくりやめてあげてね!」 一度「誰かの食料が減れば自分がゆっくり出来る」ことを理解した赤まりさが赤れいむの食料に口をつけた。 その場は何とか母れいむは2匹が喧嘩しないように仲裁したことで収まったが、これが彼女達の食料配分を変えるきっかけとなった。 「ゆぅ・・・?おかーしゃん、れーみゅのごはんがしゅくないよ?」 「それがれいむのぶんだよ!ゆっくりがまんしてね!」 「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」 この母れいむは過酷な環境を生き抜いてきた個体である。 それゆえ、少しでも多くの食料を得た健康な、なおかつ食料を勝ち取る強さを持ったまりさを優先した。 こうなってしまえば空きっ腹を抱えたれいむとまりさの力は徐々に、しかし確実に開いてゆく。 「やめちぇね、やめちぇね!れーみゅのごはんとりゃないでね!?」 「れーみゅはゆっくちだまっちぇね!」 「ゆぴゅ!?いぢゃい、いぢゃいよおおおおおおお!?」 加えて、開いた力の差を用いて少ない食料までも奪われてしまう始末。 こうして、十分な食料を得たまりさはただ一匹水槽の中でゆっくりを我が物にした。 れいむが力尽き、更に食料を減らされてしまうその日まで。 2つ目の水槽のれいむは良好な環境の中で姉妹が1匹も欠けることなく成長した個体。 これは飼いゆっくり以上に安穏とした環境だと言え、現実にはあまり存在し得ない個性だろう 「ゆゆっ!なんだかごはんさんがすくないよ!?」 「おにーしゃん、まりしゃもっちょほちいよ!」 「これじゃゆっくちできにゃいよ!」 この水槽の4匹も同様に餌の少なさに不満を漏らした。 こちらでも先ほどと同様にしばらくこの量のままであることを告げると、すぐに水槽から離れる。 それでも4匹は人間の消えて行ったほうに向かって延々と文句を垂れていた。 「れいむ、ゆっくりおこるよ!」 「れーみゅ、ゆっくちちちゃいよ!」 「こりぇじゃゆっくちできにゃいよ!」 などなど、自分勝手な主張を繰り返しながら無駄なエネルギーを消費している。 母れいむの育った環境が恵まれていたばかりに、我慢するとかそういった意識が低いのかもしれない。 やがて、自分達の要求が通らないことを悟った4匹はようやく少量の餌を分け合い、食事を始めた。 ちなみに分配の内訳は子ども達が平等なのは先ほどのれいむと同様だが、母れいむの分がかなり多くなっている。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 「でも、じぇんじぇんたりにゃいよ!」 「しょーよ!こんにゃのときゃいはぢゃにゃいわ!」 そして、あっという間に食事を終えた4匹はまた不満を口にする。 体力の温存だとか、そういった考えは保護者であるれいむすらも持ち合わせていないようだ。 温存の必要が微塵もない環境で育ったのだから当然と言えば当然だが。 「ゆぅ、おなかすいたよ・・・」 「「「ゆっくちー」」」 そうして無駄な消耗によって更に強い空腹感を覚えた4匹は歌を歌い始めた。 しかし、歌というのは消費カロリーを表示するカラオケなんてものがある程度には疲れるものである。 結果、これまた当然のように空腹感が強くなった。 その後、ようやく寝ようという結論に至ったれいむ達だったが、空腹感のせいで眠れないと騒いで更に悪循環に陥る。 次の食事までの辛抱となんとか眠りに就いたが、今までなら三食あったはずの食事が一向に来ない事に腹を立て、また騒ぎ出した。 その後のことはもはや言うまでもないだろう。 「ゆぅ・・・みゃみゃ、ありしゅのごはんしゃんしゅくにゃいよ?」 「ありすはれいむのこどもじゃないからしかたないんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「「むーちゃむーちゃちあわちぇー・・・だけど、たりにゃいよ!」」 翌日、先の水槽と同様に自分の子どもではないありすの食料が真っ先に削られた。 ただし、その食料の行き着く先の大半は子ども達ではなく、れいむのどこにあるのかも良くわからないお腹の中。 ここから先の事態は大体最初の水槽と同じで、そのままありすが衰弱、ずっとゆっくりしてしまう。 「ゆゆっ!またごはんさんがへったよ!?」 「「ゆえーん、おなかしゅいちゃよー」」 が、そこからの対応はずいぶんと異なっていた。 食料をまた減らされたことを把握したれいむは、何故かれいむを贔屓し始めたのだ。 もっとも、自分が一番多くの食料を確保したままではあるが。 「ゆぅうぅぅぅ!どうちて!どうちて、まりしゃはちょっとなの!?」 「まりさはそれでがまんしてね!ゆっくりりかいしてね?」 「やぢゃ、やぢゃあああ!もうがみゃんできないよ!」 そう言って赤まりさは赤れいむの食料を奪い取ろうと彼女に体当たりを仕掛けた。 突然の攻撃に身構えることの出来なかった赤れいむはころんと引っくり返り、その体勢のまま泣きじゃくる。 そんな彼女にわき目も振らず、まりさは赤れいむの食料に口をつけようとした、瞬間・・・ 「ゆーっ!おしょらをとんで、ゆっぴぃ!?」 「れいむにひどいことするこはおしおきだよ!」 母れいむに髪を咥えられて高々と持ち上げられ、硬い水槽の床へと叩きつけられた。 その後もれいむに何かしようとするたびにお仕置きを受けたまりさは心身ともに衰弱し、数日でありすの後を追った。 3つ目の水槽のれいむは産まれたときから1匹で孤独に震えながら大きくなった個体。 ゆっくりにとって生まれた直後からの孤独というのは珍しいものではなく、野生でもありがちなことだ。 が、彼女の反応は先の2匹とは最初から大きく異なっていた。 「さあ、おちびちゃんたち。ゆっくりたべてね!」 「ゆぅ、でみょ・・・みゃみゃのごはんしゃんが・・・ありしゅ、おにーしゃんに・・・!」 「いいんだよ!おにーさんにわがままいわないでね!れいむのぶんをたべてね!」 この母れいむは人間に不満を訴えることをさせず、なおかつ自分の食料を分け与えるという選択をした。 その上、自分は満足に食べられなかったにも関わらず、子ども達を見守る表情はどこか満足げ。 面白い行動ではあるが、このままでは飢えに強い成体と、それなりに満足している子どもがだらだらと生き延びる展開にしかならない。 実験としてあまり好ましいことではないが、更に餌の量を減らしてみることにした。 「ゆぅ・・・またへっちぇるよ・・・」 「しかたないよ。おちびちゃんたち、ゆっくりたべてね!」 「ゆぅ・・・おかーしゃん・・・」 少しの間、赤ゆっくり達は母の分まで食べることを渋っていたが、結局3匹で全部平らげた。 しかし、それでも一応の満足すらも得ることは出来なかった。 また、それでも餌を与えれくれる相手に不満をこぼすこともせず、徐々に衰弱してゆく我が子の姿を見せ付けられるという状況に陥る。 この状況を打開する方法は1匹か2匹を切り捨てて、他の赤ゆっくりに多くの食料を与えることだけ。 「ゆぅ・・・こうなったら、おたべなさいをするよ・・・」 あまり賢くないゆっくりとは言え、流石にこの状況の不味さも、唯一の打開策も彼女は理解していた。 それでも、彼女は誰かを見捨てようとはせず、自らの身すらも我が子達に与えようと考える。 流石に「お食べなさい」をやられると実験に支障が出ると判断したので一言「お前が死んだら全員殺処分するよ」とだけ伝えておいた。 4つ目の水槽のれいむは厳しいブリーダーのしつけによって従順に振舞うように訓練された個体。 かと言って人間の役に立てるほどの能力があるわけでもなく、典型的な飼いゆっくりといったところだ。 「ゆゆっ!おかーしゃん、どうちてありしゅだけたくしゃんなの?」 「しょーだよ、じゅるいよ!」 「ありすはにんげんさんのこどもだからだよ!ゆっくりりかいしてね!」 人間のペットとして、いや奴隷として育てられてきた成果だろうか、彼女は自分の子ども達よりも人間に預かったありすを優先した。 当然、彼女の娘であるれいむとまりさは不満いっぱい。母親に向かってほほを膨らませて怒りをあらわにする。 が、母れいむにとって人間に従順であることはゆっくりの存在意義ですらあるらしく、彼女たちの言葉には一切耳を貸そうとしない。 「どうちて!ありしゅはおかーしゃんのこどみょじゃないんだよ!?」 「しょーだよ!おかーしゃんのこどみょはれーみゅたちだよ!」 「みゃみゃ・・・ありしゅ、こんなにたくしゃんいらにゃいわ」 2匹に剣幕に圧倒されたありすは自分の分を2匹に分け与えるように提案する。 しかし、れいむはありすの提案を拒否すると、自分の子ども達を舌でぴしゃりと打ち据えた。 どうやらわがままに対するお仕置きにつもりらしい。 「ゆえーん、どうぢて!どうぢぢぇぇ!?」 「おちびちゃんたちがわがままをいうからだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「でみょ、でみょぉ・・・ゆぴぃっ!?」 その後、2匹が抗議するのを諦め、ようやく食事を取り始めた。 もっとも、ありす以外は全く空腹がしのげず、ありすも精神的に全然ゆっくり出来ない有様だったが。 「ゆゆっ!ありしゅはこっちこにゃいでね!」 「ゆえーん、どうぢぢぇしょんなこというにょおおお!?」 「しょーだよ!ありしゅなんてきりゃいだよ!?」 「そんなこというゆっくりできないこはおしおきだよ!」 先日の出来事がきっかけとなってれいむ・まりさとありすの関係は急速に悪化していた。 食べ盛りの赤ゆっくりにとって食べ物の恨みはそれほどまでに恐ろしいものなのだ。 「だっちぇ、だっぢぇっ!?」 「ゆっぐ・・・れーみゅ、おなかしゅいたよぉー」 「かんけいないよ!ありすはおともだちでしょ!おともだちにひどいことするこはゆっくりできないよ!」 こんなやり取りが繰り返されるのは実はこれで4度目。 険悪になった関係を何とか修復しようとありすが近づくたびにれいむとまりさは彼女を拒絶した。 そのたびに母れいむに叱られる2匹だったが、困ったことに拒絶しなくても結果は同じなのだ。 「ゆっぐぢりがいぢだよ・・・でみょ、れーみゅ・・・ぽんぽんがゆっくぢできにゃいかりゃ・・・あそべだいよぉ・・・」 「まりしゃもだよ・・・」 「ゆゆっ!ありしゅ、みんなとゆっくちあしょびたいよ・・・!」 と、そんなやり取りの後に母れいむが「ありすとあそんであげなさい」と彼女たちを叱りつけてくる。 もちろん、すきっ腹を抱えて一緒に遊んだからといってその日の食料の配分が増えるわけでもない。 結果、れいむとまりさは3日ほどでまとも動けないほどに衰弱し・・・ 「ありすとあそばないこはおしおきだよ!」 「「ゆぐっ・・・もっぢょ、ゆっきゅちちたかったよ・・・」」 ありすと遊ばないことを咎められ、母れいむのお仕置きによって短いゆん生を終えた。 5つ目の水槽のれいむはありすにレイプされて出来た個体で母れいむに忌み嫌われ、虐待(もっと正確に言えばネグレクト)されながら育った。 これも野生のゆっくりとしては決して珍しいパターンではなく、中には特定種を無条件に排除する群れすらあると言われている。 ただし、このれいむは母親以前にレイプされた先祖は少なく、本能的に敵意を覚えるほどにありす種を嫌ってはいない。 「ゆゆっ!?みゃみゃー、ありしゅのごはんだけしゅくないわ?」 「ありすはそれだけだよ!ゆっくりがまんしてね!」 「「おきゃーしゃん、そんなのかわいしょーだよー!」」 とはいえ、過去の自分の苦労の多くがありす種に起因している以上、やはり彼女を軽んじてしまうようだ。 たとえ人間から預かった相手であろうと・・・いや、人間から預かったありすだからこそということかもしれない。 その考え方は最初の水槽のれいむと同じだが、初日から早々食料を減らす辺りには多少なりとも悪意が感じられる。 ちなみに、自分の取り分はかなり多く、その影響で多めに食料を貰っているれいむとまりさも少量にとどまっていた。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 「むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー!」 「でみょ、じぇんじぇんたりにゃいよ」 「おちびちゃんたち、ゆっくりがまんしてね!」 こんな調子で、大体最初の2つの水槽と同じようにありすが真っ先に力尽きた。 そして、翌日以降。さらに食料を減らされたれいむは・・・ 「おかーしゃん、れーみゅおなきゃしゅいたよぉー・・・」 「まりしゃもむーちゃむーちゃちたいよぉー・・・」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」 れいむは親としての責務を放棄した。 虐待を受けて育った者が我が子に虐待をする、あるいは育児放棄するというのは人間も含む多くの動物に見られること。 どうやら、それはゆっくりにとっても例外ではなかったらしい。 もっとも、食料が不足するまでは普通に育てていただけ、幾分かましな方かもしれないが。 ③ 実験結果 最初の水槽で唯一生き残ったのはまりさだった。 れいむと赤まりさだけになった後、れいむは自分の食料をすべてまりさに譲っていた。 今わの際に、自分より彼女を優先した理由をれいむに訊いたところ・・・ 「だーりんがいないからだよ」 とだけ答えると、そのままずっとゆっくりしてしまった。 どうやら、次の世代に子を残すという生物としての本分を最優先したらしい。 そして、自分のつがいが健在ならば自分達とそのつがいが生き延びて子を宿す道を選んだ可能性もある。 このれいむは人間に対する従順さはきわめて低かったものの、決して利己的ではなかった。 きわめて合理的に生物として、親として最善の選択をしたと言えるだろう。 もっとも、彼女のような親に育てられたゆっくりはまりさのように他者を出し抜こうとする、いわゆるゲスになる傾向がありそうだが。 2つ目の水槽の唯一の生存者は母れいむで、赤ゆっくりは結局全滅してしまった。 苦労知らずで育ったために自制心が育まれなかったのだと考えられる。 ちなみに、赤まりさより赤れいむを優先した理由を問いただしたところ・・・ 「れいむにそっくりのおちびちゃんがゆっくりできないのはゆっくりできないよ!」 との回答を得ることが出来た。 子どもの能力ではなく、自分に容姿が似ていること、そういった子どもがゆっくり出来ないのを見ているとなんとなくゆっくり出来ない。 そう言った理由で彼女は赤れいむを優先したらしい。もっとも、その赤れいむも最後には見捨てられることになったのだが。 このれいむは人間に対する従順さも、合理性も低く、きわめて利己的な性質を持っていたといえる。 3つ目の水槽の唯一の生存者は母れいむだった。 ただし、彼女もまた長期間にわたる絶食生活ですでに虫の息。 結局、彼女は誰を見捨てることも出来ず、子ども達は仲良く衰弱していった。 このれいむの合理性が低いのは言うまでもなく、同時に従順でもなく、利他的とも言い難い。 長い間ひとりで暮らしていたためか、仲間に恨まれることを嫌って非情な選択が出来なかったのだから。 4つ目の水槽の唯一の生存者は赤ありす。 しかし、れいむが姉妹のように育った赤れいむ達を殺す瞬間を目撃した彼女がゆっくり出来たはずもない。 挙句の果てに親代わりのれいむまで自分に食料のすべてを分け与えて餓死してしまったのだ。 この先、彼女はどのような思いを抱えてえ生きていくことになるのかは想像に難くない。 人間に都合のいいように育てられたれいむは従順だが、利己的でないのに合理性もないあまりにも歪な存在だった。 最後の水槽の生存者は言うまでもなく母れいむで、食料を独り占めしたことであの状況下で平然とゆっくりしていた。 しかし、真っ先にありすを見捨てたのが我が子を優先した結果なのか、ありす種憎しでのことなのかが分からない。 少なくともさほど従順ではなく、非常に利己的であることは間違いないだろうが。 ありす種以外の個体にこのれいむの母親をレイプさせるべきだったかもしれない。 ---あとがき--- 1つずつゆっくり視点で丁寧に書いていったほうが良かったな、これ それはさておき、今日で初投下からちょうど1年なのぜ・・・ ---Wiki収録時には省いてください--- と言うことで、他の作者の方に倣って玉男名義での投下作品一覧 ゆっくりいじめ系322 ゆっくりボール 阿求×ゆっくり系8 ゆっくりボール2 ゆっくりいじめ系353 ゆっくりボール3_1~3 ゆっくりいじめ系375 ゆっくりボール4 ゆっくりれみりゃ系いじめ31 ぷっでぃ~ん天国 ゆっくりいじめ系401 びりゃーど その他 ゆっちぇす ゆっくりいじめ系412 必殺コンボ? ゆっくりれみりゃ系いじめ36 ゆっくりぼーる5 ゆっくりいじめ系436 ゆっくりみだら1 ゆっくりいじめ系438 ゆっくりみだら2 ゆっくりいじめ系442 ゆっくりみだら3 ゆっくりいじめ系448 ディスコミュニケーション ゆっくりいじめ系458 ゆっくりみだら4 ゆっくりいじめ系484 鬼意さんVSドス 1~3_2 ゆっくりいじめ系500 ゆっくりみだら5 ゆっくりいじめ系513 ゆさくや1 ゆっくりいじめ系525 ゆさくや2_1 ゆっくりいじめ系526 ゆさくや2_2 ゆっくりいじめ系529 ゆっくりみだら6 ゆっくりいじめ系559 ゆさくや3 ゆっくりいじめ系573 ゆさくや3.5 ゆっくりいじめ系582 淡々とゆっくりを尾行してみた1・2 ゆっくりいじめ系597 虐待おばば ゆっくりいじめ系602 淡々とゆっくりを尾行してみた3 ゆっくりいじめ系607 ゆっくりみだら7 ゆっくりいじめ系620 ゆさくや4 ゆっくりれみりゃ系いじめ42 ゆっくりみだら8 ゆっくりれみりゃ系いじめ43 ゆっくりみだら9 ゆっくりいじめ系650 虐待おばば2 ゆっくりいじめ系665 ゆっくり研究 ゆっくりいじめ系684 鬼意裁き ゆっくりいじめ系697 野生のゆっくり ゆっくりいじめ系749 現代ゆっくり ゆっくりいじめ系753 殺されたお兄さん ゆっくりいじめ系760 とうぎじょう ゆっくりいじめ系782 非ゆっくり過敏症 ゆっくりいじめ系814 ゆー園地 ゆっくりいじめ系818 すっきりしたくないありす その他 M ゆっくりいじめ系850 ゆっくり研究2 ゆっくりいじめ系865 二択1・2 ゆっくりいじめ系890 技巧派まりさの誕生_1~2 ゆっくりいじめ系893 虐待おばば3 ゆっくりいじめ系916 ゆー郭 ゆっくりいじめ系921 ゆー郭2 その他 ゆっくりボール乙 ゆっくりれみりゃ系いじめ51 ゆっくりゃへのおしおき ゆっくりいじめ系964 ミニマムゆっくり ゆっくりパチュリー系いじめ3 ぱちゅりー ゆっくりいじめ系993 バレンタインデイ ゆっくりいじめ系995 普通のゆっくり虐め ゆっくりいじめ系1007 見守るドスまりさ ゆっくりすいか系いじめ1 ゆっくりすいか ゆっくりいじめ系1139 やねのうえのゆっくり ゆっくりいじめ系1107 ゆくぶつかん ゆっくりいじめ小ネタ172 ほしれいむ ゆっくりいじめ系1193 れいむをまもるもの ゆっくりいじめ系1199 ゆっくりできた日々1 ゆっくりいじめ系1209 ことばのろう ゆっくりいじめ系1218 ゆっくり ゆっくりいじめ系1231 こんにゃゆっくちいりゅかな? ゆっくりいじめ系1240 でーしーえす ゆっくりいじめ系1274 虐兄とドス ゆっくりいじめ系1280 ゆっくりのがっこう ゆっくりいじめ系1291 ありす ゆっくりいじめ系1301 ゆっくりできた日々2 ゆっくりいじめ系1307 ゆーろ ゆっくりいじめ系1342 お食事会 ゆっくりいじめ系1347 まりさのおうち ゆっくりいじめ系1378 かみいじめ ゆっくりいじめ系1409 ルールある虐待_01~03 ゆっくりいじめ系1453 ゲスまりさ調教_01~02 ゆっくりいじめ小ネタ216 うんうん ゆっくりいじめ系1472 うんうん2 ゆっくりいじめ系1484 ゆっくりを退化させよう ゆっくりいじめ系1502 初物お兄さん ゆっくりいじめ系1530 髪の毛で綱引き ゆっくりいじめ系1571 ゆっくり問答 ゆっくりいじめ系1595 ねじこんでみた ゆっくりいじめ小ネタ234 しゃぶれいむ ゆっくりいじめ系1645 れいコン ゆっくりいじめ系1652 ふぐぅ! ゆっくりいじめ系1659 おうち宣言を最大限尊重してあげた ゆっくりいじめ系1902 カッパの住処 ゆっくりいじめ系1906 ぱんちゅりー ゆっくりいじめ系1967 ゆんどら 1・2 ゆっくりいじめ系1974 ゆっくり人間(クロスオーバー作) ゆっくりいじめ系1995 ゆっくりいじめ系2002 新物質 ゆっくりいじめ系2016 げっぺるどんがァーッ! その他 ゆっくりスレ その他 実録!虐待SSの作り方 ゆっくりいじめ系2033 ゆっくり学部虐待科 ゆっくりいじめ系2045 馬鹿なの?寝るの? ゆっくりいじめ系2057 あるレイパーの更正 ゆっくりいじめ系2076 飽きた ゆっくりいじめ系2088 力 ゆっくりいじめ系2124 お帽子 ゆっくりいじめ系2126 せつゆん ゆっくりいじめ系2142 ドスモス ゆっくりいじめ系2164 巨大ゆっくりの饗宴(前中後編) ゆっくりいじめ系2170 ゆれんたいん ゆっくりいじめ系2174 新たなる?ゆっくり ゆっくりいじめ小ネタ340 矢ゆっくり ゆっくりいじめ小ネタ341 ゆっくりになったお兄さん ゆっくりいじめ小ネタ351 敬いお兄さん ゆっくりいじめ小ネタ369 ゆっかりクッキング ゆっくりいじめ小ネタ391 ゲスに情けなど不要! ゆっくりいじめ系2198 とあるHumyonの憂鬱 ゆっくりいじめ系2254 100スレ記念1 ~6 ゆっくりいじめ小ネタ405 ふえちゃうぞ! ゆっくりいじめ小ネタ409 うんうんイーター ゆっくりいじめ小ネタ416 めだま ゆっくりいじめ系2349 やさぐれいむ ゆっくりいじめ小ネタ425 うんうんする理由 ゆっくりいじめ系2377 まりさのあい(前後編 ゆっくりいじめ小ネタ428 奇跡の声 ゆっくりいじめ系2406 レイパーの動機 ゆっくりいじめ小ネタ441 虐待おばば4 ゆっくりいじめ小ネタ450 赤ゆの底力 ゆっくりいじめ系2465 どのゆっくりがこのみ? ゆっくりいじめ系2488 あおりぼん ゆっくりいじめ系2493 やさぐれいむ2 ゆっくりいじめ系2509 魔剣ゆギャリア ゆっくりいじめ小ネタ470 えたーなるばーじん ゆっくりいじめ系2523 目が見えない少女 ゆっくりいじめ系2586 まりさと子るーみあ ゆっくりいじめ系2597 飼いゆっくり ゆっくりいじめ系2602 うんうんと4匹 ゆっくりいじめ小ネタ484 コネタ集? ゆっくりいじめ小ネタ489 ゲス家族 ゆっくりいじめ小ネタ492 21かもしれない ゆっくりいじめ系2682 365匹を虐殺してみた1~5 ゆっくりいじめ系2695 副工場長れいむに勝手にパラレル ゆっくりいじめ小ネタ502 ゆっくりしていってね! ゆっくりいじめ系2719 ある愛護団体のお仕事 ゆっくりいじめ小ネタ519 ゆ虐1発ネタ?集 ゆっくりいじめ小ネタ520 コード ゆっくりいじめ小ネタ524 ドス・・・ ゆっくりいじめ系2836 ありす虐待エンドレスシリーズ ゆっくりいじめ小ネタ554 ゆっくりカスタムキット ゆっくりいじめ系2906 ゆっくりが生き残れる理由 ゆっくりいじめ小ネタ557 平凡な虐待 ゆっくりいじめ系2915 ○んぶーぶ○ーど Y ゆっくりいじめ系2918 駄作!! ゆっくりいじめ系2936 死神のいたずら 何この数?馬鹿なの?死ぬの? byゆっくりボールマン このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/ripoff/pages/35.html
「境界線上のホライゾン」は、著者:川上稔のライトノベルである。人気を博し2011年10月10日からテレビアニメ化も行われた。 これによって知名度が増加し、そのファンによって様々な活動も行われていたのであるが、2011年11月07日、にじファンに掲載された1つの小説がスレに報告される。 これは「境界線上のホライゾン」の二次創作であったが、原作からの丸写し(いわゆるコピペ)の比率が高く盗作として運営に通報が行われた。 その後、同じように「境界線上のホライゾン」を原作とするコピペ作品が多数発見されることとなった。 このページでは一連の流れについてまとめを行っている。 関係者 作者名:クロ 作者名:プラシド12世 作者名:てんぞー 作者名:WRS 作者名:ザキオ 作者名:2次元美少女っしょ 作者名:攻略 作者名:機甲魔人 作者名:アトモス 作者名:クロ 作品名 葵三葉の渡る苦悩 Nコード n6081x 作者 クロ(ID:128976) スレ初出 2011年11月07日 最終更新 作者によって作品削除(2011年11月08日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 「境界線上のホライゾン」を原作とする二次創作作品として投稿されていた。 しかし実際には原作テキストから台詞、描写などを完全に丸写し、ほんの一部付け加えを行っただけのコピペ盗作であった。 (タグに「原作未読向け」が入っていたので故意犯だろうか?) 2011年11月07日スレに情報が寄せられ、感想欄に指摘が書き込まれた。 翌11月08日、連載の休止をを宣言するもその日の内に作品の削除を行った。 11月9日夜(時間的にはほぼ11月10日)には新作の投稿を開始。一部に長文の台詞を原作のまま使用していることが発見された。 この後、徐々に状況が周囲に認知されていった結果か、盗作指摘者以外にも大量の擁護者が現れ、喧々諤々となる。擁護者の言い分はテンプレ的な「面白ければコピペでもいい」「それだけいうなら自分が書け」という論点のすり替えめいたものだった。 Arcadiaへの移籍や自サイトの発足もほのめかされたが、新作を削除し、しばらく自重することを発言。時期は不明だが復帰に対し意欲的であることが見て取れた。 11/15、新作の連載を開始。 魚拓類まとめ クロのページ 新作発表 葵三葉の渡る苦悩について 通報? 要望について 一応念のため 作者名:プラシド12世 作品名 境界線上の庶務 →改訂版:境界線上の庶務と副司書 Nコード N6196X →改訂版:n2792z 作者 プラシド12 →改名:プラシド12世(ID:137284) スレ初出 2011年11月09日 最終更新 初版:運営によって作品削除(2011年11月09日確認)改訂版:運営によって作品削除(2011年12月13日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 2011年11月08日にスレに情報が寄せられた、「境界線上のホライゾン」の二次創作小説の一つ。 例によって原作のコピペ盗作であり、翌11月09日には運営によって削除された。 その後同日、活動報告で「小説が削除される前に中傷メールが届いた。チクったやつは誰だ!」などと反省の見られない言動を行い、コメントにてフルボッコにあった結果、これを削除した。ハッキリとしておきたい事 翌11月10日、新たに活動報告を掲載するも「コヒペ容疑を掛けられ削除された」などと相変わらず自分が被害者であるかの様な言動を行った。一方小説に関しては改訂しての再掲載に意欲を見せる。境界線上の庶務 作者のこの態度に活動報告への突っ込みが殺到し、これに対してコメントで謝罪を行う。コメントの一番上参照 ところがこれと時を同じくして、別の「境界線上のホライゾン」の二次創作小説作者の活動報告のコメント欄で自作が削除される事の原因となった(と思い込んでいる)人物を罵倒しているのが発見された。こーしんですよ 11月11日未明、コメントに便乗しての謝罪ではなく活動報告でちゃんと謝罪したほうがいい、というアドバイスを元に、「謝罪文」なるものを発表。謝罪文 当然のようにこれは反感を買い、ツッコミが入る。これを受けて謝罪文を削除し、書き直す旨を告げた。友人と話し合って作った改正版を出すので少し待ってください 即日、改訂版を掲載。謝罪文(改正版) この内容にも様々な批判が集まったのだが、更には謝罪でありながらアドバイスや苦言の類を削除するという暴挙に出る。 比較用1・2011年11月11日 20 06 比較用2・2011年11月11日 21 25 比較用3・2011年11月11日 22 42 比較用4・2011年11月12日 13 15 しかも削除を繰り返した末、コメントを「お気に入りユーザーのみ」にした。(プラシド12世が許した対象以外を書き込めなくした) 2011年12月10日、リニューアル版と銘打ち「境界線上の庶務と副司書」を投稿するも、またしても原作から台詞をコピペ盗用。12月13日、運営により削除されていることを確認。 活動報告にて削除に対して愚痴って居るのが確認された。 また二次元創作の代行者になったらしい、エーメン! その後、某スレ住人の活動報告に出現、削除に対して反駁している(プラシド12世から送られたメッセージ 32スレ-36)。 二次元創作の代行者を辞め、調子に乗った屑弾圧主義者に変化した。 この一件に関しては、最終的にプラシド12世が謝罪を行ったとの情報もあるが、具体的には不明。 2011年3月7日より、新作「アカメが斬る〜幻影の星々〜」を連載開始。 魚拓類まとめ プラシド12世のページ ハッキリとしておきたい事 境界線上の庶務 こーしんですよ 謝罪文 友人と話し合って作った改正版を出すので少し待ってください 謝罪文(改正版)比較用1・2011年11月11日 20 06 比較用2・2011年11月11日 21 25 比較用3・2011年11月11日 22 42 比較用4・2011年11月12日 13 15 またこれか。 二次元創作の代行者(自己紹介の魚拓) プラシドさんへ回答 +報告されたメッセのやりとり 791 :この名無しがすごい!:2011/11/09(水) 19 26 40.88 ID RDvPtMT5 通報して運営削除された奴からメールkt 「俺の小説に感想書いたか?」という一文だけだったので 感想消されたから反省の余地ないと思って運営に通報した旨丁寧に返信した 792 :この名無しがすごい!:2011/11/09(水) 19 28 19.76 ID OrmRnvX+ 791 n/ ̄ ̄ヽ ||(●) ..(● f「| |^ト ー=‐ ノ | ! } つ ヽ ,イ 793 :この名無しがすごい!:2011/11/09(水) 19 29 08.13 ID RDvPtMT5 sage忘れました。申し訳ありません メール元は/n6196x/の作者 795 :この名無しがすごい!:2011/11/09(水) 19 39 20.23 ID RDvPtMT5 792 あ、プラシド12と書いてプラシドトゥエルブと読む人こんばんは 割烹で ハッキリとしておきたい事 俺の小説が削除されていた。 その前に誹謗・中傷に近い悪口メールを頂きました。 送った奴前に出てチクったかチクってないかハッキリさせなさい。 以上 って書いてたけどメールは送ってないよ。感想書いて削除されて感想で通報予告入れて通報して メールもらったのは俺だけど てかチクるって中高生じゃないんだから、あんた 810 :この名無しがすごい!:2011/11/09(水) 21 20 52.46 ID RDvPtMT5 プラシド12さんからまた熱烈なお手紙kt 件名 調子に乗るなよ! 普通なら「何様のつもりだ!」と言われるポジションの人間なのに俺がありがたくスルーしたら、運営通報だ?調子に乗るなよ。 せっかく書いた作品を消やがって、てめぇは何様だ! 一読者だろ神になったつもりか? しかも境ホラ小説すら書いてないのに境ホラ作者を侮辱する権利なんてないんだよ! 元ネタあるなら元ネタに似るのは当たり前だろ! てめぇに境ホラ小説を愛す資格ねぇよ! さてどう返信したものかね。とりあえず氏がデビューした時から儲なんだけどなー 819 :この名無しがすごい!:2011/11/09(水) 21 40 22.73 ID RDvPtMT5 返信内容貼っておく。 始点> >普通なら「何様のつもりだ!」と言われるポジションの人間なのに俺がありがたくスルーしたら、運営通報だ?調子に乗るなよ。 >せっかく書いた作品を消やがって、てめぇは何様だ! >一読者だろ神になったつもりか? アカウントを持っている以上、あなたも私も単なる一ユーザー。 利用規約は守りましょう。あと当然、法律も。 >しかも境ホラ小説すら書いてないのに境ホラ作者を侮辱する権利なんてないんだよ! 「境界線上のホライゾン」の著作権者で著者は川上稔氏であって、あなたではありませんよね? あなたはただ単に、氏が二次創作を黙認することを前提に、ファン活動の一環として、境ホラの 二次創作小説を書いているただの一般人です。 >元ネタあるなら元ネタに似るのは当たり前だろ! 一般に、文章をコピーアンドペーストして一部を改変することを「似る」とは言いませんので、 それは「当たり前」ではありません。 あくまで原作の本文を参考にしつつ、それでいて記述が重ならないように自分の表現を用いて 書くことを通常「二次創作小説を書く」と言います。 >てめぇに境ホラ小説を愛す資格ねぇよ! 鏡でも見たらどうでしょう? <終点 882 :この名無しがすごい!:2011/11/10(木) 09 19 28.91 ID sA5WOg1C 今日もプラシド12さんから熱烈なメッセージもらった 改名したらしい。元気だなあ、彼 プラシド12→プラシド12世 件名 最後に一言言っとく。 全てはあんたの偏見だ。 なぜなら、私の小説を呼んでいる人であんたより先に感想を貰った中でコヒペなど一言も言われていないからだ。 もし、あんたが正しいのなら他にも賛同して言う人が出る筈だ。 しかし、あんたと野次馬以外コヒペと言った人はいない。 よってあんたの偏見だ。 最後に一言だったはずなのにまだ言いたいことがあったようでこの後もう1通きてた 件名 いい加減にしろ! 俺に続いてクロさんの作品を侮辱と無礼千万だ。 最初が似てしまうのは仕方ないだろ。 だいたい、そんなに不満があるならてめぇがそれ以上の作品を書くか、見なければ良いだけだろ。 「見なければよい」入りました だから「似る」=「コピペ」じゃないっつうに 私が不満だったとして、それとサイト利用規約の順守とはまずもって違う次元の話なんだがなー 885 :この名無しがすごい!:2011/11/10(木) 09 33 16.27 ID sA5WOg1C 全てはあんたの偏見だ。 なぜなら、私の小説を呼んでいる人であんたより先に感想を貰った中でコヒペなど一言も言われていないからだ。 あなたと同類で利用規約を守ろうと思わない人たちなんでしょう。 もし、あんたが正しいのなら他にも賛同して言う人が出る筈だ。 あなたの言う「野次馬」は賛同してくれていたはずですが。 しかし、あんたと野次馬以外コヒペと言った人はいない。 最初に感想と活動報告でコメントくれてたマガジソさんの咎める発言はなかったことにされているのですか? Web魚拓に残ってますよ? よってあんたの偏見だ。 それでは私の「偏見」に基づく通報を妥当として、あなたの作品は運営側に削除されたわけですね。 他にも通報した人は複数いたでしょうから必ずしも私の通報が決定打ではありませんけど。 さて、一般的かつ客観的に見て、「偏見」に囚われているのはあなたでしょうか。 私でしょうか? 返信しようとしたらブロックされていた。言い捨ては困るので誰か返答をコピペしてきてくれんかね。 953 :この名無しがすごい!:2011/11/10(木) 18 58 22.13 ID sA5WOg1C なんか全然別なところからプラシドさん擁護のメッセが来たw 確認したらクロと森羅をお気に入りユーザに入れてる人だった とりあえず内容貼っておく 件名 言わせて貰いたいんですが 日付 2011年 11月 10日 (木) 18時 35分 16秒 冷静な振りしてますけどただプラシド12世さんをバカにしたいだけじゃありません? わざわざメッセージまで持ち出して大人気なくないですか? メッセージできたんだからメッセージで返すのが普通じゃ無いんですか? それにたとえコピペしていようが 書いてる人は読む人を楽しませようとしていて、読む人はそれを楽しんで読んでいるわけですから 違反だから消せ、とか止めませんか? たしかに違反していることは悪いことです。 でもこれから無くしていくだろう、と長い目で見てはどうですか? 原作もこの程度と思われたくない、と言われてましたがそれを皆が思ってるわけではないですよ。 とりあえず 長い目で見ては いや、無理。 955 :この名無しがすごい!:2011/11/10(木) 19 00 24.31 ID sA5WOg1C 書き忘れ。 春秋って人 ttp //mypage.syosetu.com/99306/ 966 :この名無しがすごい!:2011/11/10(木) 20 07 17.84 ID sA5WOg1C 春秋さんから返信kt よくあるパターンの自己弁護に入った。 すげえ長いけどとりあえず貼るわ 私の理解仕切れていなかったと言うことがわかりました。 その点についてだけは謝らせて貰います。 指摘した後反省してない人も仕方ないかも知れません。 ですが盗作だ、言ってしまえばみんな同じようなものですよ。 二次創作は大概の人は許可を取ってません。 設定だとか台詞だとか世界観、キャラクター、作品の流れなどすべて作者さんのものを使っているんです。 それに作者さんは分かっていても読者には分からないところもあります。 理解できないけど必要な部分が有るんです。 なら原作から借りてきても良いじゃないですか。 それに皆が思っていない、と言う証拠を示せなんて無理な話ですよ。 人の心が読めるような能力を持った人なんて創作の中だけです。 それでも示せと言うなら私でどうでしょう? 私は思っていませんよ。 私も境ホラは読んでます。 読み返した回数は覚えていないほどです。 でもクロさんの葵三葉を読んだときはとても楽しめました。 毎日更新を待ちましたよ。 感想だって書きました。評価もしました。 消されたときはとても残念に思いました。 それに感想にも続けて欲しい、と書いていた人はいましたよ。 それでは証拠になりませんか? むしろ私は皆が良く思っていなかった、と言う証拠を示して欲しい。 最後にあちらこちらで貴方の意見を書いているのを見ると 批判をするために読んでいるように見えますよ。 俺くり返しコピペ盗作≠二次創作だって書いてるんだが どこ読んでどう考えたら返信がこうなるのかよく分からない 971 :この名無しがすごい!:2011/11/10(木) 20 28 19.22 ID sA5WOg1C 返信内容に 915をお借りしたけどあまりというかそれ以上砕いて書けなかった とりあえず貼っとくわ 私が書いた意見をいろいろと見たなら目にしていると思うのですが、 コピペ盗作≠二次創作 というのが私の考えです。 裏付けとしては以下。 まず前提として、原則論を言えば二次創作は「著作権的に」全部アウト。 ただしアウトだからといって、著作権者が二次創作全てを否定するわけではありません。 現に、川上稔氏は原則、二次創作を黙認しています。 ただしコピペは「小説家になろうの運営的に」アウトです。 運営として「小説家になろう」グループ全体の不利益になると判断すれば、 「掲載場所を貸している」のを取り上げるのは、いわば大家の権利と言えるでしょう。 あらかじめ利用規約に書いてある内容を逸脱するものですから。 コピペは「運営的にダメ」っていう確かな前例があります。 言うまでもなく今回の場合プラシド12さん等の運営削除された作品群ですね。 最後のこの程度のもの云々に関しては……まあ、あなたと私の感性の違いということでいいです。 多種多様な感性はあっていいと思いますし。 まあ何より、コピペ盗作をありがたがる気持ちは私には到底分かり得ない類の話ですので、 分かり合いたいとも思いません。 ラスト4行は明らかに蛇足。わかってる。でも書かずにいられなかったわ…… 何で躊躇なく自分をサンプルケースとして主張できるのか理解できなくてうまく言葉に出来ない 作者名:てんぞー 作品名 境界線上の写本保持者 Nコード n5831r 作者 てんぞー(ID:109765) スレ初出 2011年11月09日 最終更新 作者によって作品の一部を削除(2011年11月10日確認) パクリ元 Wikipedia 境界線上のホライゾンの用語集 2011年11月9日スレに情報が寄せられた「境界線上のホライゾン」の二次創作小説。 用語集をWikipediaの原作のページから丸写ししており引用の用件も満たしていない点が問題とされた。 翌11月10日、作者の活動報告にて「運営から違反報告受けたのでしゃほじの一部削除しました」と自己申告があり用語集の削除が確認された。 詳細は不明だが、警告のみらしく作品削除等のペナルティには至っていない。用語集の魚拓 +報告されたメッセのやりとり 44 :この名無しがすごい!:2011/11/11(金) 10 25 20.70 ID 3XXDIVYc なんで連中ってこう、斜め上に弾け飛ぶんだろうか メッセージ見て朝から爆笑したわ…… とりあえず貼る。俺はどうしたらいいと思う? 送信者 てんぞー 件名 どうも、初めまして どうもてんぞーです。作品を読んでいただきありがとうございます。 あ、自分剣呑な雰囲気嫌いなので結構緩めなのでおゆるしください (使い方あってるかな ちと、自分の作品が二次創作として成立してるか、 コピペとなってしまってるかのかどうか、その意見をはっきり言える人に教えてもらいてくこうメッセージを送らせていただきました。 あんまはっきりしすぎると落ち込むような駄目人間ですけど、 どうか教えて下さい。……ウチってセーフ? いきなりのメッセージすいませんでした。 47 :この名無しがすごい!:2011/11/11(金) 10 45 53.73 ID 3XXDIVYc ていうかこれ、俺に自作品全部読めってことなのか……? 最初の3話くらいと設定資料集(Wikipe完全コピー。削除済み)くらいしか読んでないんだが 作者名:WRS 作品名 境界線上の幻術師 Nコード N7473X 作者 WRS(ID:184843) スレ初出 2011年11月09日 最終更新 運営によって作品削除(2011年11月09日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 2011年11月08日スレに情報が寄せられた、「境界線上のホライゾン」の二次創作小説の一つ。 例によって原作のコピペ盗作であり、翌11月09日には運営によって削除された。 またこの作者は活動報告で盗作について否定しており、運営に該当箇所の確認を求めていくとしていたが、その活動報告も後に削除している。 11月10日夜、新たな活動報告にて、削除の件について釈明。コピペではなく「著しく似通った部分」「原作に似させようと試行錯誤したものの見事に空回り、ただの劣化コピーにしかなっていない」という表現を使った。また、再掲載に意欲的であることが述べられた。削除について だが、11月13日の活動報告にて態度を一転。再掲載を断念、しばらく後にIDも削除することを予告し、結果削除を実行した。境界線上の幻術師 作者名:ザキオ 作品名 境界線上のホライゾン~再びやり直す歴史~ Nコード N0903Y 作者 ザキオ(ID:169647) スレ初出 2011年11月09日 最終更新 作者によって作品削除(2011年11月09日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 2011年11月07日スレに情報が寄せられた、「境界線上のホライゾン」の二次創作小説の一つ。 例によって原作のコピペ盗作であり、翌11月09日には削除が確認された。 削除後、削除された事実には触れることなく、別作品の活動を継続。 作者名:2次元美少女っしょ 作品名 境界線上のホライゾン 番外編ストーリー Nコード N5515X 作者 2次元美少女っしょ (ID:139227) スレ初出 2011年11月09日 最終更新 運営によって作品削除(2011年11月09日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 2011年11月08日スレに情報が寄せられた、「境界線上のホライゾン」の二次創作小説の一つ。 例によって原作のコピペ盗作であり、翌11月09日には運営によって削除された。 削除後、削除された事実には触れることなく、別作品の活動を継続。 作者名:攻略 作品名 境界線上の傾奇者 Nコード N6422M 作者 攻略(ID:74687) スレ初出 2011年11月09日 最終更新 運営によって作品削除(2011年11月09日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 2011年11月08日スレに情報が寄せられた、「境界線上のホライゾン」の二次創作小説の一つ。 例によって原作のコピペ盗作であり、翌11月09日には運営によって削除された。 削除後の活動の痕跡は、現在のところ見られない。 作者名:機甲魔人 作品名 境界線上の機巧(人形遣い) Nコード N3704Y 作者 機甲魔人(ID:191438) スレ初出 2011年11月11日 最終更新 2011年11月10日 パクリ元 Wikipedia 境界線上のホライゾンの用語集 2011年11月11日スレに情報が寄せられた。 設定集をWikipediaの原作のページから丸写ししており引用の用件も満たしていない事から通報が行われた。設定集の魚拓 11月15日、設定集の書き換えを確認。 作者名:アトモス 作品名 境界線上の来訪者 Nコード n2777ba 作者 アイオロス→アトモス(ID:127276) スレ初出 2012年1月08日 最終更新 作者によって作品削除(2012年1月08日確認) パクリ元 商業作品「境界線上のホライゾン」 2012年1月08日スレに情報が寄せられた、「境界線上のホライゾン」の二次創作小説。 今までの商業作品コピペ作家群と同じく、開始直後の授業風景は原作からの丸写しであるが、一部誤字が見られたり丸写しすら完全には出来ていない点が特徴であった。 感想欄での指摘か、スレを見ていたのかは不明だが、スレに情報が上がった約1時間後には作者自ら作品を削除した。 その後、ユーザー名をアイオロスからアトモスに変更するも、それも発見され最終的にはユーザーIDを自ら削除した。 スレへの報告→(約1時間)→作品削除→名前を変更→(約半日)→ID削除と非常に足の速いネタであった。 結局、この件に関しての説明や謝罪は行われて居ない。 ◆アトモスのページ 12 二次創作の削除へ
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/142.html
DV 14KB DV 「あの……あ、あの、お兄さん……ゆうかを、ゆうかを、お兄さんのおよめさんにしてください」 夜、部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると、目の前にゆうかにゃんがいた。 しかも、ウェディングドレスを着て、プロポーズしてきた。 最近、テレビを賑わしていた「ゆうかにゃんの嫁入り」、まさか、それが自分の身に起こるとは、夢にも思わなかった。 花嫁ゆうかにゃんは、普段は普通のゆうかにゃんと同じ服装をしており、ぱっと見て区別が付かない。 しかし、彼女達は、通常のゆうかにゃんが持っていないポーチを、肩から提げている。 その中には、命よりも大事な、婚礼用のウェデングドレスが入っているのである。 彼女達は、人間と結婚(のようなもの)をして、幸せな結婚生活を送る事が、生涯の最終目標であり、憧れである。 彼女達は、生まれたときから、母親に人間と結婚する事がいかに幸せで、ゆっくり出来る事かを、延々と聞かされる。 子供は、母親の本当に幸せそうな顔を見て、自分も母親のようにゆっくりとした人生を送りたいと思うのである。 独り立ちをしたら、真っ先に結婚相手を探す作業が始まる。 街を歩き、道行く人間をじっくりと観察し、結婚相手を吟味する。 その日も、いつものようにゆうかにゃんは、駅前で結婚相手を探していた。 彼女の周りには、多くの人だかりが出来る。 連日テレビや雑誌でゆうかにゃんの特集が組まれ、今巷ではちょっとしたゆうかにゃんフィーバーである。 アイドルと同等の扱いの彼女を一目見ようと、近くに居た人達が立ち止まり、野次馬となっていた。 「見て見て、あれ、ゆうかにゃんだよ!」「わぁ、可愛い!」「写真撮ろうよ、写真!」 彼女はため息をつく。自分が探している運命の人は、こんな人間達ではない。 運命の人は、自分をブームとしてしか見ていない、ミーハーな人間達では決してない。 今日も運命の人に出会えないのかと、帰ろうとした時、男が目に入った。 誰もが彼女を見ると立ち止まり、歓声を上げるのに、彼は一瞥したきり興味なさそうに行ってしまう。 その時ゆうかにゃんに電流が走った。 彼だ、彼こそが、運命の人だ。私と幸せになれる人だ。喜びが二倍に、苦しみが半分になる人だ。 私をただの珍しいゆっくりではなく、ちゃんと一人のゆっくりとして見てくれる人だ。 そう思うといてもたってもいられなくなり、人ごみを押しのけて、彼の背中を追いかけた。 息を切らせながら付いていくと、男は自分の部屋に入った。 ここがあのお兄さんのハウスね。 ゆうかにゃんの鼓動が速くなる。 部屋の前まで来ると、いそいそとポーチからウェディングドレスをとりだした。 プロポーズをする時の正装。母親からは、プロポーズの時以外は絶対に開けてはいけないと言われていたポーチ。 純白でキラキラした表面。新品の良い匂い。それらが彼女の鼓動を余計に速くさせる。 彼女はついに婚礼衣装に身を包み、手に持っていた長い木の枝で、部屋のチャイムを押した。 男は虐待好きである。 しかし、実際にゆっくりを虐待した事は、今までに一度もない。 この世の中は、虐待派に冷たい。 十数年前のデモ。一匹の賢いドスが発端となり始まったそれは、野良も飼いも関係なく、瞬く間に全国のゆっくり達に広まった。 それはいつしか、愛護派を中心として、日本中の人間をも巻き込んだ。 そしてついに、ゆっくりにも人権を認める法案が制定されたのである。 これにより、ゆっくりに危害を加えた者は、人間に対してのそれと同等の刑罰に処される事になった。 事実、一年前、ゆっくりの託児所を襲い、そこにいたゆっくりを何匹も殺した人間に、死刑判決が下された事もある。 いつしかゆっくり虐待はアンダーグラウンドの物となり、 虐待派の人間達は、隠れてゆっくりのスナッフビデオを見るなどして、その欲望を抑えるようになった。 男も、そんな人間達の一人であった。 しかし、今日からは違う。 今までは、たとえ野良を見かけたとしても、それに危害を加える事が出来なかった。 その場で虐めれば、当然逮捕されるし、かといって、持ち帰るというのも、周りの人に何を言われるか分かったものではない。 たとえ人間関係が希薄な現代の都会であっても、世間体というものがあるからだ。 昔は窓さえ開けていれば、ゆっくりが勝手に入ってくるものであったが。今ではそんな事すらありえない。 だが、このご時勢、ゆっくりが向こうから、しかも極上のレア種がやってくる日が来るなんて。 鴨が葱を背負ってやって来た様なものだった。 「いいよ、一緒にゆっくりしよう」 男は笑いながら答えた。 自然とゆうかにゃんの顔もほころぶ。プロポーズが受け入れられて、緊張が解けたのだろう。 一般人にとっては、その笑顔は天使を思わせるものであったであろう。 しかし、男にとっては、虐待の前のスパイスでしかない。 ゆうかにゃんのプロポーズは、ほぼ確実に受け入れられる。 何しろ、可愛らしいゆっくりの中でも、とびきり極上に可愛いのだから。 そんな彼女が自分のためだけに、命よりも大切なドレスを着て、やって来てくれるのである。断るはずがない。 それに、もし気に食わなければ、ペットショップにでも売りに行けば良い。 おそらく数百万はくだらないであろう。 「わかったよー。ゆうかはお兄さんとけっこんできてしあわせだよ」 ゆうかにゃんはドレスの裾を持ち上げ、敷居を跨いだ。 ドレスのスカートに隠れていた、ガラスの靴がキラリと光る。 その立ち居振る舞い、表情は、本当に幸せそうである。おそらく今までの間で一番ゆっくりした瞬間であろう。 男はそれを確認すると、ドアにしっかりと鍵をかけた。 そして、ゆうかにゃんの背中を勢い良く蹴り上げた。 「ゆにゃん!」 彼女は悲鳴をあげて、リビングまで飛んだ。 「ゆぐっ……わがらないよ……どおしてお兄さん、こんなことを……ゆっ!」 言葉の途中で声を詰まらせた。 何故なら、目の前に潰されたゆっくりれいむがいたからである。 正確には、雑誌の一ページなのだが。 男の部屋には、大量のゆっくり虐待のアングラ雑誌が散乱していた。 そして本棚には、「れいむ/足焼き」などのラベルが貼られた、虐待ビデオが何本も並んでいた。 彼女は自分の愚かさを後悔した。 今思い返せば、すぐに分かった。 あの時、自分が少し前まで運命の瞬間だと思っていた、あの目付き。 あれは、確実に、殺意を持っていた。 彼女は、自分がプロポーズした人間がどんな人物で、どういう事を自分に求めているのか、全て理解してしまった。 まず、真っ先に包丁で両足首を叩き切られた。 逃走を防ぐためである。 「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!わがらにゃ……もごもご」 切られた足は、ゆうかにゃんを黙らせるため、雑巾に包まれて口の中に押し込められた。 「おい、ごはんだ」 男がゆうかにゃんの前に生ゴミをぶちまけた。 プロポーズをしてから3日経った。あれ以来、彼女は腐った生ゴミしか食べさせてもらっていない。 残せば意識が飛ぶまで蹴り飛ばされるので、嫌々ながらそれを口にする。 「ゆぐ……うげ……ぐちゃ……」 何度も吐きそうになりながらも、口の中に入れていく。 スプーンといった上等なものはもらえないので、手づかみで食べる。口の周りに汚く生ゴミがこびり付く。 風呂には入れてもらえず、大きな水槽の中に閉じ込められっぱなしなので、 ドレスが黒く変色してしまい、生ゴミの匂いが移ってしまっている。 そろそろ食べ終わる頃。ゆうかにゃんが生ゴミに手を突っ込むと、「ゆっ!」と短く悲鳴をあげた。 「お兄さん……これ……」 彼女の右手には、画鋲が刺さっていた。 「何って、ごはんだ」 「わからにゃいよ!こんなものたべられるわけ」 男はゆうかにゃんの頭を鷲掴むと、力いっぱい床に叩き付けた。 「ゆぎゃん!わがらっ!ないっ!」 頭を強打し、額から中身の花の蜜が流れる。 「せっかく夫が出してやったごはんだぞ?ありがたく食えよ糞饅頭が。 喉を通りさえすれば、何でも蜜になるんだよお前は。だからさっさと食えよ」 そう言いながら、男は何度も彼女の胴体を踏み付けた。 「ごべんなざい!たべます!たべますから!おねがいでずがらふまないでぐだざい!」 涙をぼろぼろと流しながら訴えた。 男は彼女を水槽の中に戻した。 ゆうかにゃんは、歯で右手に刺さった画鋲を抜き取ると、そのまま口の中に入れ、飲み込んだ。 「ごくっ……んっ!んっ!ゆぅぅぅぅぅ!!!」 両手で喉を掻き毟りながら、水槽内を暴れまわった。食道に画鋲が刺さって痛いのであろう。 彼女は画鋲が溶けて蜜になる数分の間、ずっともがき苦しみ続けた。 男は戯れでゆうかにゃんをとにかく痛めつけた。 「おい、こんな拷問知っているか。両手を上に上げてな」 男は彼女の両手を一度に掴み、持ち上げた。 「それをロープで縛って、引き上げるんだ」 男は彼女の両手をロープで縛り、室内用物干し竿に吊るした。足が床と接しないので、両手で全体重を支える事になる。 「ゆ!ぐ!わがらっ!」 ゆうかにゃんは軽く痙攣しながら、痛みで悲鳴を上げた。 「こうするとな、横隔膜が引き上げられて肺を動かせなくなり、簡単に窒息するらしいぞ」 ゆっくりには横隔膜がないので、吊るされた痛みで身をよじるだけだ。 「やっぱり窒息しないな。つまらないな」 男はしばらくくるくる回るゆうかにゃんを観察していたが、十分ほどで飽きたらしく、解放した。 「おい、こんな拷問知ってるか。これは中世の異端尋問で使われたものなんだけどな」 男は今度はペンチとライターを持ってきた。 それらを見て、ゆうかにゃんは震え上がる。 「まずは万力を使ってな、両手の親指を潰すんだ」 そう言うと、男は左手でゆうかにゃんの腕を押さえ、右手にペンチを持ち、それでゆっくりと彼女の親指を潰し始めた。 「ゆっぎあっ!」 指を潰されるという激痛に悶え、両手足をばたつかせる。しかし、男の抑える力は強く、逃れることは出来ない。 左の親指を潰すときは、悲鳴を上げず、歯を食いしばり、目を見開き、大粒の涙を流しながら、低く唸った。 両親指が潰され、ゆうかにゃんは解放された。 だが、長く鈍く続く激痛によって、その場を動く事ができない。 その間に、男はライターを取り出し、火をつけた。 ぐったりとしているゆうかにゃんを、男は持ち上げた。 右腕を持っているため、それ以外の体が宙ぶらりんになる。 男は、あらわになった右の脇に、炎を近づけた。 「次は炎を使ってな、両脇を焼くんだ」 ドレスが炎に炙られ、黒い煙を噴き上げた。 「あづいぃ!やべでぇ!」 ゆうかにゃんはじたじたと手足を動かす。 ドレスは連日の仕打ちに体液にまみれ、生ゴミが付着して黒く変色し、ドロドロになり、炎が当てられた部分から燃え広がる事がない。 炎はドレスを貫き、皮膚を蝕み始めた。 「にゅっぎぃぃぃぃぃ!!!」 彼女は一際大きな声で鳴いた。大声を出されては困るので、男は慌てて口の中に雑巾を押し込んだ。 声は聞きたいが、大きすぎるのも困る。 「う゛−!う゛−!」 左の脇も綺麗に焼かれ、両脇は真っ黒焦げになった。これではもう肩より上に腕を上げる事は出来ないだろう。 「それで最後に、胴体にロープを縛り付けてな」 男は荒く息をしているゆうかにゃんの腰にロープを巻くと、ロープの先っぽを持ちながら立ち上がり、 それを持った腕を天高く突き上げた。 「落とす」 男はロープを離した。 「ゆぎゃん!」 ゆうかにゃんは重力に引っ張られ、床に強かに顔を打ちつけた。 男はもう一度彼女を持ち上げた。 「落とす」 もう一度手を離した。 今度は両手で体を庇おうと、地面に突き出したが、勢いに耐え切れず、腕が勢い良く「く」の字に曲がり、やはり強かに胴体を打ちつけた。 「落とす」 更にもう一回。 足を下にして落下し、切断の傷口が塞がりかけていた足首を強打、傷口が少し開いた。 その後も、何度も何度も落とした。唸り声はいつしか消え、体がほとんど動かなくなってきたので、男はゆうかにゃんを水槽に投げ入れた。 翌朝。 ゆうかにゃんは、水槽を男に何度も蹴られて目を覚ました。 昨晩はあれから泥のように眠っていた。 「ご飯だ」 男は一言そういうと、手にしていた容器の中身を、水槽に中に入れた。 ジャラジャラジャラ……と、乾いた音が響く。 いつもならば、腐敗物特有の、粘っこい音が鳴るのだが。もしや、今日はちゃんとしたペットフードなのか?と彼女は期待した。 しかし、そうではなかった。 「お兄さん……これ……」 「昨日美味しそうに食べてたからな。サービスだ」 それは、小学校などで使われる、金色の平べったい画鋲だった。 ゆうかにゃんは首を細かく横に振り、いやいやをした。 それを見ると、男は彼女の後頭部を掴み、勢い良く画鋲の山に頭を突っ込ませた。 「お前さ、昨日も言っただろ。せっかく俺が出したんだ。食えよ。 お前は俺の妻なんだろ?愛しいダーリンなんだろ?だったら幸せそうに食えよ。愛情たっぷりの手料理食えよ」 そう言いながら、男は掴んだ頭を山にこすり付けた。 「わがりまじだ食べまず食べまずがらおねがいでずがら手をはなじでぐだざい」 ゆうかにゃんはくぐもった声を上げた。 「そうか、それでいい。帰ってくるまでに食べ終われよ」 そう言って、男は鞄を肩に掛け、出掛けて行った。 「ゆぐっ……ひぐっ……ゆぐっ……」 あれから数時間経ったが、まだ完食出来ていなかった。 もうすぐ男が帰ってくる時刻だ。しかし、まだ画鋲が十個程残っている。 もし男が帰ってきても食べ切れていなかったら、また何をされるか分からない。 だが、昨日の拷問よりも酷い事をさせられるのは確かであろう。 親指が動かないので、うまく掴む事が出来ず、何度も手のひらに突き刺しながら、それでも口に運んでいった。 左目があった部分は、ぽっかりと穴が空いている。 画鋲の山に突っ込まれたときに、画鋲が刺さり失明していた。そして、どうせもう機能しないならと、口直しに食べてしまった。 口の中に広がる甘みは、とても美味だった。空洞になった眼窩から滝のように涙を流しながら、それを咀嚼した。 また一個、画鋲を口の中に入れた。 奥歯で針を折る。こうすることで、飲み込みやすくする。 何度も歯茎や舌に針が突き刺さったが、ようやく慣れてきた。今回は上手に針を折れた。 そして、飲み込む。強烈な異物感に、吐き気を催す。体内の蜜が少し口内へ逆流する。 皮肉にも、これが、少し食事を楽にする。 後九個。 後八個。 後七個。 …… 男が帰ってきた。 その数分前に、彼女は画鋲を何とか完食していた。 だが、男は、帰ってくるなりゆうかにゃんの頭を掴むと、思いっきり柱に投げつけた。 「ゆっぐぅ!」 柱にぶつかった後頭部を凹ませ、悲鳴を上げた。 男はすぐに彼女に近づくと、地面に倒れているそれを、思いっきり蹴り上げた。 「ゆぎゃっ!」 今度は壁にぶつかる。 男は更に跳ね返ってきた彼女を、勢い良く踏みつけた。 「くそっ!くそっ!」 そう男はつぶやきながら、何度も、執拗に踏みつける。 ゆうかにゃんの意識が、段々と遠のいてきた。 「おちびちゃん」 「どうしたの?おかーさん」 母ゆうかにゃんが、自分の子供に話しかける。 小首をかしげて子ゆうかにゃんは問う。 「おちびちゃん、大きくなったら、にんげんさんとけっこんして、りっぱなおくさんになるのよ」 「おかーさん、またそのはなし?なんどもきいたよそれ。ゆっくりできないよ」 子ゆうかにゃんは少し頬を膨らませる。 「ごめんね、おちびちゃん。でもね、ゆうかたちにとって、それはとってもたいせつなおしごとなんだよ」 「ふーん」 「にんげんさんとけっこんして、にんげんさんのために、いいおくさんでいる。 それが、ゆうかたちにとっても、にんげんさんにとっても、とってもゆっくりできることなんだよ! だから、おちびちゃんも、いいおくさんになって、にんげんさんをゆっくりさせてあげてね!」 子ゆうかにゃんは、コクコクとうなずいた。 「よくわかったね。おちびちゃんはとってもゆっくりできるよ!」 母ゆうかにゃんは、子ゆうかにゃんの頭をそっとなでた。 「ゆうかにゃん、またその話かい?」 二匹の側に、飼い主の男が現れた。 「うん、まだおちびちゃんがゆっくりとしたおくさんになれるか、ゆうかしんぱいなんだよ……」 母ゆうかにゃんが、不安げに呟く。 「もういいんじゃないか?おちびちゃんも、お母さんの言う事をちゃんと聞けているみたいだし、きっといいダーリンが見つかって、 とってもゆっくりしたゆん生を送れると思うよ」 そう言って、男は母ゆうかにゃんを抱き上げた。 「あ、そうだおちびちゃん。にんげんさんとけっこんするときはね、いまからいうことをするんだよ。ちゃんとおぼえてね!」 母ゆうかにゃんは、男の方を向いた。 「え、あれをやるの?恥ずかしいな」 男は照れくさそうに頬を掻いた。 「そのすこやかなるときも……やめるときも……」 ゆうかにゃんは、男に踏みつけられ、蹴られている中、呟いた。 「よろこびのときも……かなしみのときも……」 男は一心不乱に彼女を痛めつける。 「とめるときも……まずしいときも……」 男は彼女の呟きに気付き、暴行を止めた。 「これをあいし……これをうやまい……これをなぐさめ……これをたすけ……このいのちあるかぎり……まごころをつくすことを……」 ゆうかにゃんは、左腕を、男の方に掲げた。左の脇の下の焦げた皮膚が避け、そこから蜜が溢れる。 「ちかいま……」 左腕が、長い棒に貫かれ、千切れた。 男が、近くにあった箒の柄を突き刺したからだ。 そして、第二撃は、正確に、彼女の頭、中枢餡を貫いた。 彼女はしばらく全身を激しく痙攣させたが、やがて、それも止まった。 生命が潰えた瞬間、中身の蜜は粘り気を失い、勢い良く傷口から溢れ出した。 男は彼女が死んでからも、しばらく死体を見つめていた。 その唇は酷く歪み、笑みを作っていた。 しかし、次の瞬間、その笑みは消え、男は口を押さえ、トイレに駆け込んだ。 そして、便器の中へ、激しく嘔吐した。 その後、彼は、ずっとフラッシュバックに悩み続け、虐待趣味もそれ以来、ぴたりと辞めてしまった。 既存作 SS 妊娠過程(消失) 食葬(消失) ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ふたば系ゆっくりいじめ 19 賽の河原 ふたば系ゆっくりいじめ 24 れいむ死ね ふたば系ゆっくりいじめ 26 役立たず ふたば系ゆっくりいじめ 60 全自動すっきり阻止機 ふたば系ゆっくりいじめ 65 抗議 ふたば系ゆっくりいじめ 80 親離れ ふたば系ゆっくりいじめ 86 ドスの飾りは不名誉の証 絵 ゆっくりSAW、ゆっくりサバイバー、10億分の1のゆっくり、自作SSの挿絵 作者:ゲームあき 挿絵 byゲームあき ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 今の餡庫は胴付きまりさの虐待ssが2、3作品あるし、渋だと胴付きれいむの虐待イラストがあるから胴付き虐待派は是非見てほしい -- 2021-08-24 15 34 39 ちょっと気分悪くなったわ 希少種虐待はやめろとか言ってるけどここの世界観はゆっくりはしっかりとした人権があって、いじめられないけど、ゆっくりが来たからいじめただけでしょ? 腹が減ったら食べ物なら何でも食うだろ? それと同じ -- 2017-10-28 22 06 55 頭だけと胴有りの扱いの差は人型か否か -- 2015-10-26 01 30 52 希少種虐待は不快ですね -- 2015-03-19 21 11 34 この男最低だな、中国人だろう。 -- 2015-02-07 02 00 29 希少種虐待する餓鬼共は首吊りして微塵に消えろ -- 2015-01-25 13 27 34 良かったけど最後の所はいらない -- 2014-11-28 18 05 35 俺はゲスなら通常種でも希少種でも虐待賛成派だな -- 2014-10-24 15 36 10 ゆうかにゃんの最後の言葉 もしかすると人間になるための儀式とか? -- 2014-10-24 15 35 07 ゆ虐はいいけどDVはやだな -- 2014-09-13 18 35 05 ↓てめーが死ね -- 2014-09-08 22 32 59 希少種虐待する人は全員死ねよ -- 2014-09-04 00 20 19 希少種虐待してなんか悪い ちゃんとした理屈も無いのに批判してる奴ってゆっくりみたい -- 2014-08-23 21 40 02 とてもゆっくりできました! -- 2014-06-22 16 39 58 なんでこう希少種を虐待しようとする馬鹿共がいるの? -- 2014-02-24 00 39 46 饅頭ごときに権利とか・・・狂ってるとしか言いようが無い -- 2013-08-29 08 42 30 ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかはーーーーーーーーあぁーーーーーーーー可ーーーーーーーーーー愛ーーーーーーーーーーいーーーーーーーーよーーーーーょーーーーーーーーーー -- 2013-06-16 17 19 15 なぜゆうかにゃんは最後、誓いの言葉(?)を言ったんだろう。 -- 2013-04-06 17 46 45 最後、男にはゆうかにゃんが人間に見えたのかな -- 2013-03-05 19 44 13 ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか ゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうかゆうか -- 2013-01-24 09 37 19